彼女たちの恋愛時代を視聴終了しました。仲良しの女子4人組が主役なんですが、なんだか現代の上海に生きる女性たちのリアルがてんこもりに詰まっているようなそんなお話でした。彼女たちそれぞれの身の上に起こる出来事が非常にシビアというか手厳しくてちょっとビックリしてしまうくらいでありました・・・
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自殺、暴力、ストーカー、レイプ、余命宣告、親の死、など彼女やその周りの人々に起こる事件が盛りだくさん過ぎて、本当に今の時代を生きるってどこの国でも大変なんだわ、としみじみ思ってしまう。
最終的には、彼女たちは得るものも失ったものもあったという感じなんだけど、見ていた実感としては友情も愛情も全部幻で何ひとつ確かなものなんてないみたいな気分になってしまったよ・・・ るー
そんな気持ちに拍車をかけたのは、人気作家のチョウ・チョングァン役のキミー・チャオの存在かもしれません。こういう切れ長の目の細身のイケメンがとても好きなので、初めて見た私はすぐに彼について調べだんです。そうしたら彼は2016年に28歳でお亡くなりになっていたという・・・ このドラマの中でチョングァンが癌で余命宣告される役というのもあって、うつ病を患ってしまうような繊細なキミー・チャオが役に気持ちを寄り添わせ過ぎたのだろうかと、すべては勝手な想像でしかないのだけれど、こんなに美しい人が生きづらい世界なんて本当に切ないことだと思ってしまったのでした。
脆くて繊細な情緒豊かな作家らしい風情がとても似合っていただけに、このドラマで感じた儚さが演技だったのか、本当の彼が纏っていたものなのか分からなくて苦しい気持ちが見終わった後も残ってしまう。
そして、ピーター・ホーについては、もう見た瞬間からソフトバンク・ホークスの柳田悠岐選手に似てる・・・と思ってしまった!
顔の感じも似てるんですけど、背格好が似た感じなんですよねえ。
こうして写真を並べてみてもやっぱり似てると思うなあ。うん。
他にもいっぱいイケメンが出てきて、リン・チャオの彼氏のジェン・シー役でリー・イーフォンとか、グー・リーのいとこ役でヤン・ヤンとか。このイケメンを惜しみなくどんどん出してくる感じが中国ドラマだわ~と思いました。中国ドラマを見始めた頃はイケメンいっぱい出てくるのに驚きもしたけど、最近はすっかり慣れたので平常心ですよー笑
グー・ユェン役のシュー・ユエは、もみあげがとっても気になりました・・・ 私は好みではないけれど、目が子犬のようでつぶらだなあと思うー
仲良し4人組の中では、ジャン・カイトンの演じるグー・リーという人が一番印象に残りましたね。シー・チョンに対してあまりにも高圧的で、ナン・シャンの友人だとしても彼女には彼にそこまで言う権利はないと思って見ていたら、案の定追い詰められたシー・チョンが爆発して酷い事態に。グー・リーがいなかったら彼はあそこまで酷い状況に陥らなかった気がして、この二人のやり取りの行く末にはやるせなさを感じてしまいますね・・・
言葉の暴力と身体の暴力があって、前者は目に見えないし実際に罰されることはないけれど、後者は目に見えるから実際に罰される訳ですよね。グー・リーはシー・チョンを言葉の暴力で追い詰めて、達者な言葉を持たないシー・チョンがそれに対抗するには身体的な暴力で返すしかなくて。友達の彼氏がいくらひどい人だからといってわざわざ一人でその人の職場まで説教しに行って、そのあげくせっかく仕事を始めて更生しようとしていた人の生活をぶち壊す意味が分からない。シー・チョンの暴力やレイプが正しいことなんて思わないけれど、この感じは刑務所から出所して新しい人生をやり直そうと思っても、周りがそれを許さなくて仕事にもありつけなくて結局また盗みを働くしかないなんて状況を見ているかのような気がしてしまう。
シー・チョンの行動は許されることではないけれど、グー・リーの行動だって許される範疇を超えている気がして後味が良くない。
あとはグー・リーの父親の部下役の李雨軒がなんだか見たことある気がしたんだけど、初めて見た俳優さんだったみたい。時代劇が似合いそうな顔だなーと思ったのでまた見つけることもあるかなあ?
あと、ジェン・シーに付きまとってた子を演じてたのがモーニング娘。の元メンバージュンジュンなんだって!そういえばモー娘に中国人メンバーがいたようなうっすらとした記憶がある。強引なストーカーよりもああいう弱さを見せつけて同情をかうタイプは拒絶したらこっちが悪い人みたいになって困るんですよね・・・
どうして私の方が彼を幸せに出来ると勝手に思い込めるのか分からないよ。どこからその自信が来るのだろう。
都会では愛情も友情も砂上の楼閣のようなものなのかもしれない。たった一つのボタンの掛け違えで変わってしまう人生。本当に生きるって大変だな、なんて思ってしまうドラマでした。ラストもこれからもまだ彼女たちの人生に波乱が起こるのを示唆していたような気がするしね。