「寵妃の秘密 〜私の中の二人の妃〜」の視聴を終了しました。タイムスリップものってすでに色んな設定が使い尽くされた感があるけど、このドラマでは更にひねりが入ってる斬新さがありましたねえ。
現在から過去にタイムスリップするんですが、乗り移った先の女性の意識もそのまま残り、そこに現在からの人格が入り込むというなかなか入り組んだ設定です。だから二重人格みたいになっちゃうっていう。その後の顛末もちょっとトリッキーな感じ。
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キャスティングやお衣装やセットの雰囲気を見ているとやや低予算ドラマなのかなという感じはするけど、それ特有のパワーのある仕上がりになってますね。なんでもあり感があるというか。そういうの嫌いじゃないわー 太子妃ラプソディとかもめっちゃ面白かったですもんね。
そして、見始めた時に、全18話なんて中国ドラマでは短めだと思ったらどうやらすでに2も放送済みたい。好評だったのかな?もしかして舞台を現在に移しての続編なんでしょうか?と思ったらそうではないようです。まあこのドラマは元から宮廷女官若曦のような厳粛さはないドラマだから、そのままのノリで良い感じの続編だったらいいんだけどなあ・・・
ストーリーとしては、スピーディーなストーリー展開で飽きないし、連城もなかなか素敵。主役が現在的な女性の設定で妙に荒々しい性格設定の女子なのはまあご愛嬌かなとは思うけども、不動産屋だったという設定を前面に押し出してたのは関連性があんまり分からないかな。中国の現代社会でバリキャリの女性ってことを表してるのかな?
墨連城役のシン・ジャオリン (邢昭林)はすっきりした目元が素敵で皇子役にピッタリですね。冷たい感じだったのにだんだん小檀に一途になって行くのが印象的。悲しそだったり切なそうだったりする表情が非常に似合っちゃうタイプの顔だなあ。
一番お金がかかってなさそうだったのが、靖軒の衣装・・・ 色合いやら変な毛皮やら非常に安っぽい・・・ 演じてた王浩歌はお芝居が初めてなんじゃないかなと思われるような初々しさが可愛らしい感じでしたね。そういえば考えてみたら東岳国って皇子が靖軒しか残っていないんじゃないの?彼が皇帝になるってことかな。
墨奕懐役のワン・ルイチャン (王瑞昌)は最初の方は演技がイマイチ・・・って感覚を覚えたんですが、中盤くらいからグンと良くなったイメージ。堂々として風格が出てきたよね。特に濃いメイクの悪奕懐がとても良かったな。悪に染まり切ったようで染まり切らなかったところの葛藤。
魔王みたいな人はイマイチ印象に残らないし、結局のところ実はへなちょこキャラだったんでは?って感じだったんですけど、部下の二人のビジュアルはわりとカッコ良かったな。靖軒の衣装よりずっと手間暇がかかっている衣装に見える・・・
流千水は移動スピードが早くて突然現れたりするのが面白くて、出てきたら「来た来たー」って思ってました。この爺さんも飄々としてて好きな面白キャラだったなー。
みんな初めて見る役者さんばっかりだと思ったんだけど、鏡心役の孫芸寧は蘭陵王に出ていたらしい。全然記憶にございませんなー。
しかし、実はラストに近づいて判明する事実を知って行くと、人々の運命を勝手に変えるようなことを軽々しくやっててすごいなあという気分になってしまったかも。架空の国とか場所のお話のファンタジーな内容なんだろうけど、よく考えたら・・・って思っちゃったりして。ま、全然そんなことを考えずに楽しめばいいドラマだとは思いますけどね!なんだかんだ言って続編をすごく楽しみにしています!笑