【中国ドラマ】太子妃 狂想曲<ラプソディ> の感想② 個人的に楽しかったポイント

私の中でとってもヒットだったドラマ、太子妃 狂想曲<ラプソディ>なんですが、私的面白ポイントがいくつかあったので、残しておきたいなと思ったのでメモ。

まず、中国でも韓国ドラマが流行っているんだなあ~と実感する台詞が結構あったのです。現在から過去にタイムスリップして太子妃の張芃芃になった張鵬が、やたらとオッパーとか、アイッシとか言ってます。こういうのがギャグとして成り立つんだから、中国では日本よりももっと一般的に韓ドラが見られているのかなと思ったのでした!

そしてこの間、新大久保に食べに行って来た鴨肉の料理がドラマの中で出て来たんですよ!
鴨の手羽やネックが食べたい~と張芃芃が言ってて、楊厳が持ってきたのを一緒に食べてるんですが、辛い辛いと言いながら食べつつ、次はもっと激辛でと言ってたんですよね。本当に中国で良く食べるんだな、というのと、やっぱり辛いのが美味しいんだな、というのを見て、これはちゃんとタレを塗って辛くしてもらったやつを次回は食べないといけないと勝手に使命感を抱いたのでした。
知っている料理が出て来るとなんとなく嬉しい。単純。

 

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そして、私は野球も好きなんですが、出てる俳優さんが知ってる選手に似ていると思いながらワクワクして見ていたのでした。これは勝手な思い込みなので、全然似てない!と思う人もいらっしゃると思うので、そう思った方にはごめんなさい・・・

まずは主役の斉晟役の盛一倫(ション・イールン)ですが、ホークスの育成選手の松本龍憲選手に似てるな~と思いながら見てました。

 

この写真はあまり似てないかもけど、動くと似てる気がするんですよ!
育成選手まで知らないよ!とか言われそうですが、これからの期待株18歳!
応援してますよー

 

そして趙王役の江奇霖(ジャン・チーリン)はホークス明石健志選手にどことなく似ている!

 

ちなみに明石選手好きなので、ドラマ見ながら趙王カッコいい~と思ってたかもしれないという気もする。

 

そして最後は九王役の于朦朧(アラン・ユー)が元ホークス&元バファローズの馬原隆浩選手に似てると思っていたのですよー 写真の左の人ね。

 

うん、この二人が一番似てる気がする。顔の形まで似てる気がするもん。

ってなことを考えながら見てたら、野球選手も俳優さんになれそうなくらいイケメンな人多いなあって思ってたんですよね。でもあんまり引退後に俳優さんになる人は多くないかな?

 

・・・なんていうドラマに関係ない独り言でした!

 

*野球選手の画像はそれぞれの球団HPからお借りしました。

太子妃 狂想曲<ラプソディ>が見れるのは・・・

【中国ドラマ】太子妃 狂想曲<ラプソディ> の感想 突き抜けたパワーを感じる不思議な魅力のあるドラマだった!

友人が貸してくれたので、まあちょっと見てみるか~と軽い気持ちで見始めたのですが、ちょっとビックリの面白さでした。
なんか色々突き抜けてて、これはそうだなあ、かなり前だけど香港から深圳の錦繍中華 (ミニチャイナ)と民俗文化村に行ってナイトパレードみたいなのを見たんだけど、それぞれすごい芸を披露する人が次から次へと出て来て、一体これはいつ終わるんだろうってクラクラした感覚に似ています。なんというか、日本人だったら常識でこれくらいと考えるその限度を簡単に越えちゃう感じのすがすがしさみたいなもの。そんな感じ。色々バッキーンって自分の既成概念みたいなものが壊されるような心地よい感覚です。

 

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まあそんなことを色々考えなくても面白いですが!

とはいえ、最初の数話はかなり下ネタ(トイレネタとかオナラとか)が多いし、ナンセンスギャグの応酬で、なんじゃこれは?と思ったんですが、そういうところもあまりにも徹底的なんで、そういうのが苦手な私もいつの間にかどうでも良くなってたんですよね。

ストーリーとしては、よくあるタイムスリップものではあるんですが、現世でプレイボーイだった男性が、過去に行って太子妃、つまり女性になっちゃって性別が変わるという設定なのです。この設定がなかなか良いんですよね。
性別が入れ替わるって場合は、例えば恋人同士の中身がお互いが入れ替わるっていうのはよくある気がするんですが、それならお互いの外見が変わるだけだから、異性間の恋愛には変わりないのですが、このドラマの場合は、主人公一人だけで男性が女性になってしまうので、なんだか性別を超えた愛みたいなものが描かれるようなところがあって非常に興味深いんです。
なので、ちょっとBL風味もちょっとあるような気もするし、それよりももっと大きな愛みたいな感じもする。面白い。

 

太子妃を演じるチャン・ティエンアイはとにかくお美しいです。
でもちょっときつめの顔が中身が男の考え方でサバサバしていた行動をするのが違和感が無いのです。独り言は現世の時の男の声なのも面白くて。

中身はプレイボーイだから、他の妃たちにも優しいというかむしろデレデレしてるし。

露出も多いビラビラ衣装なんだけど、白くてすべすべで素晴らしい。
そのビラビラ衣装なんですけど、とにかく家の外も中もずっと風が吹いてます。その透けた布の美しさを生かすためにこれでもか!って風を吹かせてるのが、もう徹底的で、この辺りがね、凄いなあと思って見てたんですよね。
めっちゃやり切ってる。

 

そして太子の斉晟を演じるション・イールンもなかなか良かった。
なんというかツンデレとはまた違うとにかく無表情で、感情を表に表さないんです。ツンデレって言ったら、好きな人にはデレるってやつだと思うんですけど、この人は二人になっても感情を表さないのですよ。
でも、まあそんな風に隙が無いところが皇帝陛下(途中で太子から陛下になります)って感じではあるよね。策を悟られてはいけないですから。

カッコいいのかどうかと言われるとよく分からないんだけど、だんだん素敵に見えて来る。

普通の服を着たら全然印象が違いそう。

どうやらウェブで放送される低予算ドラマだったようなのですが、そのせいかセットもかなりチープ感はあります。
しかし、床や柱を赤とか緑とかピンクにベタ塗りした建物や造花を咲き乱れさせたセットが反対に鮮やかで効果的な気さえしてしまう。キッチュな感じというのでしょうか?

でも、そういうのも気にならないというか演技とかストーリーが面白かったら関係ないんだなーと思わされるんですよね。

 

あとすっごい良かったのが、キスシーンの撮り方。
なんか艶っぽくてキレイだったので、俳優さんの演技のせいかなとも思ったんだけど、それだけじゃなくてカメラアングルが二人の頭側から撮影してるのが印象的だったのかも。
太子妃の中身が男なもんだから、キスの後に太子妃の方が太子を抱き上げてベッドに連れていくのとかも面白いよねー。小技が効いてる。

 

あとは私が実は一番好みだったのは趙王役のジャン・チーリンです。
ダメダメ男の役だったんだけど、真面目な顔をすると男前だと思うんだ!

そして九王役のアラン・ユ―もなかなか美しかったです。

報われない片思いが可愛そうだったけど、仕方ないね・・・!

ドラマ全体としてはコメディー色が強すぎるところもあるし、なんだこれ?って思う人も多そう。でも私は中国の底力を感じて、やっぱり母数が多いと、優秀な人材も多いんだろうな、としみじみ感じて非常に興味深く見ました。
役者さんの演技もそうだし、細かいことが気にならなくなるようなパワーみたいなものを感じたドラマだったなあと思うのです。

あと最後の終わり方も示唆に富んでて面白かったな。
現世で男性に戻った張鵬は、それでもきっと現世で生まれ変わった斉晟を愛するんだろうな。
いやーなんだかやっぱり性別も何もかも超えてる。今はもうそういうの全部超えた新しい感覚の時代ですよね。ほんと面白いなーと思いました!

 

 

太子妃 狂想曲<ラプソディ>が見れるのは・・・