「スウィート・ドリームズ〜一千零一夜〜」を視聴終了いたしました!メインキャストがディリラバとダン・ルンってことでどんなかな~と期待して見始めた訳なんですが!
安眠ブレスがバグを起こして二人の夢が繋がって、相手の夢の中に入れるっていうファンタジーな設定は今まで見たことも無いし良かったと思うんだけど、主役はトラウマで苦しみまくるし、だんだんと復讐ドラマチックになって行って、おっさんが黒幕で操ってたなんて黒い状況になって来て、あれあれスイートさはどこに行ったんでしょうってな展開になっていくのです。なので、せっかくの色んな設定が全体的に肩透かしを食らう感じで見てました。
キャストも鉄板だし、もっと楽しめるかなと思ったんですけど、なんだか思ったのと違う方向にどんどん進んでしまったなあという印象はあります。ラスト近くになってくると、最初の方の夢のシーンでの古装やらドレスやらの謎のコスプレ感とか一体なんだったんだろうな・・・という気分になっていましたね。そのノリで最後まで甘いラブコメだと思っていたら全然違いましたわ!でもこの想像の斜め上展開が中国ドラマの良いところでもあるよね。
そんな中で非常に良かったのが、チェン・イーロン演じるモー・ナンなんですよ。最初は気さくな友達風情から、実は復讐心を心に秘めた愁いのある表情まで、彼の演技がかなり良くて、主役たちよりもチェン・イーロンを楽しみにこのドラマを見ていたかもー。何か引き付けられる魅力がありました!初めて見たな~と思ったんだけど、映画の画皮2で出てた様子。チョイ役だったのかな?記憶にはありません・・・
しかし、モー・ナンって非常に優秀な設定なのに、謝君豪演じる劉英傑にいいようにすっかり騙されて利用されてね・・・ まあでも何か一つに拘ってしまっている時って(彼の場合は復讐)、視野が狭くなり他のものに目が向かず、彼みたいになってしまいがちかもしれないですね。
他にもジュー・シューダンがシンイエン役で出てて、これまた永遠の桃花~三生三世~の時のように一人の男に執着するダーク女子のままなのかと思ったら違ったので、謎にほっとしました。似た感じの役が多い俳優さんを見ると、あんまりにも不幸せな役が続いたりすると切なくなることもありまして・・・。今回は違ったので良かったな!めっちゃ幸せそうな役でした。ほっ。
だけど、モー・ナンにはバオニーに傾いて欲しくない!と思ってたんだなあ~ ずっとリンチーを好きでいて欲しかったのかな・・・ それともバオニーがあまりにもしつこく見えて嫌だったのかな。シンイエンとチェン・モーは応援して見てたのに、自分でもその差が分からない!
想像とは違う展開には驚いたものの、まあ舞台がお花屋さんってことで、ディリラバとダン・ルンが花束を抱えたり、お花に囲まれている図だけでもう美しいので、それだけで良いのかなって気はしないこともない!キスシーンのアップ度合いにビックリするんだけど、それもやっぱり二人の直視に堪える美しさを際立たせる演出なんでしょうな。お花が出てくるってことで、花言葉もうまくストーリーに利用してるのも素敵でしたね。紫のヒヤシンスの「ゆるしと理解」は良かったなあ・・・
でもまあ私はディリラバはほんわか女子よりは気の強い女を演じてる方が好きかな!その辺は好みの問題だけども~