『那片星空、那片海 The Starry Night The Starry Sea』を視聴終了いたしました!
(原題の方がなんだか素敵な気がする!)
ドラマの内容としては、人間と人魚の恋というありがちな設定ではあるのですが、
人魚が男性の方だったり、生命の源とも言える『霊珠』が1つしかないためどちらか一人しか生き続けられない状況で愛し合う二人が切ないです。
でも、内容よりも素晴らしかったのが、全編を通して貫かれてる美意識みたいなもの。とにかく風景が美しいのです。
海や島の濃い緑など、とにかく美しく撮影されていて、ロケ地に行ってみたいと思う事間違いなしです。(私は完全に行ってみたくなってますw)
海はどうやら台湾の澎湖や緑島で撮影されたようで、沈螺のお家は上海にセットを作って撮影されたみたい。
他にもニューヨークやソウルでも撮影されたそうなんだけど、ニューヨークは分かるけど、ソウルはどの部分なんだろう?分からないな~
なんといっても沈螺のお家がとにかく素敵で、この素朴で緑がいっぱいの美しい自然の中にいると、主役二人の美しさが際立ちます。
何も言えないような圧倒的な美しさのパワーに、それだけでも見て良かったなあと思う気持ちになります!
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そういう風景も良いのですが、私が驚いたのはウィリアム・フォンの美しさ・・・!
名前は聞いたことある気がするし、出演作の蘭陵王のタイトルは聞いたことはあったけれど、実際にちゃんと見たことはありませんでした。
人魚の王~?男性が人魚なの~!?なんて思いながら見始めたけど、もう途中から何も言えなくなって、なんという美しい方なのかと平伏すような気持ちで見ておりました。カッコいい~好き~とかそういう感情では無く、ただただ、お美しいな~と思うそんな感じ。
やたらポケットに手を入れてるんだけど、背筋が伸びた姿はなんとも神々しい・・・
人魚王の造形は耳とか手とかウロコはえてるし、怪物感あるけど、それも悪くなかったです。
無口な人という設定もノーブルな感じを出してて良かったのかな。
まあ1000年も生きてる設定ですから、現代のテンポとは違って当然ではあるけど、
その点も異次元って感じがして合ってました。
お相手役のヘイデン・クオもお美しいのですが、静止画の方が美しいタイプの方。
色んな表情をすると時々おばさんっぽく見える時があって。
ウィリアム・フォンと抱き合ってるような動きのない時の美しさは最高です。
完全に絵になる二人。最高(何度もいうw)
あとはまわりの登場人物もなかなかきちんと描写されてて、それは中国ドラマの良いところのような気がします。どれだけ脇役陣を性格までしっかり設定できているかって結構ドラマの奥行きに影響すると思うんですよね。
特に好きだったのはこの二人。
沈螺の幼馴染みの江易盛を演じていたホアン・ミンと、人魚をまもる魔女の家系のリャンリャン役のワン・モンリー
江易盛はとんでもなくいい人だし、リャンリャンも良い子でいつでも主役二人の味方!
特にワン・モンリーはキリっとした美人さんで好きなタイプ!
アクションもなかなか良かったです。
太目の眉とアイライン、グリーンのシャドーが素敵で、このメイク好きだな~って思って見てました。
そして沈螺のもう一人の幼馴染みの周不聞は、そこまで・・・!?と言うくらいなかなか悪い人でしたw
もっと悪そうな安佐が意外と早く諦めるので、彼の沈螺への常軌を逸した執着はおそろしいです。だから私の記憶の中の安佐の影は薄い・・・
でも最初からこの人悪そう感がある配役なので、そこは意外性がなくてちょっとつまらなかったかな~と思ったりも。
いい人そうに見えるあの人が!?みたいな方が面白かったかな~と思う。
だって、見るからに怪しいんだもん。
周不聞の妹役の不言もまた違うタイプの可愛さ。
こういう切れ長の目って魅力的。
あ、スマホケースがキティ柄だ!
あとは必ず一人出て来るお調子者の朱一漾役のワン・イェンリンも好きでした。
私は劇中のこういう役の人を好きになれるかどうかで、ドラマ自体を楽しめるかって左右されます。ウザいな~と思ってしまうと、なんだか見るのが嫌になったり。
でも彼はおバカなんだけどほんとはいい人っていうのを自然に演じてて好感持てました。
小さい頃に一度死んでしまって霊珠のおかげで生き返った沈螺、
霊珠が無いと数か月後には死ぬ運命の人魚の呉居藍、
親愛のキスをすることで霊珠を取り戻すことが出来るけど、
取り戻すことで彼女の命を奪ってしまう事になるからキスは出来ない、というなんとも絶妙な設定。
愛し合う二人のお互いを思う気持ちは見ていて切ない。
最後はどういうことだったの!?と何度か見てもいまいち確信できていないんだけど、多分こういうことだったのかな・・・と自分の中では思っています。
悲しい終わり方には違いないけれど2人の愛としては哀しくないと思って良いのだと思います・・・
ちなみに続編の2もあるみたいで、どうやら1000年前の二人の物語みたい。
古装で撮影しているみたいなので、これも見たい。
きっとヒスイのペンダントの秘密が明かされるはず―!
まあ、まだ先だと思うので、その前にウィリアム・フォンの出てる蘭陵王も見なければ!