まずは、タイトルの「その冬、風が吹く」が印象的!
もうタイトルだけで、ぐっと引き寄せる力があるなあって感じ。
ドラマを見てなくても覚えそうです。
そして、私も見たことは無かったけど、タイトルは知ってたのですよね。
このタイトルの感じが、何かに似てると思ったら、
「大丈夫、愛だ」なんですが、そしたら同じ脚本家さんでした。
この方は台詞だけでなく、すみずみまで気を使ってドラマを作りあげてる気がしましたね・・・
ちなみに、私が、このドラマのタイトルを知っていたのに、
なんとなく見る気にならなかったのは、悲恋ものでお涙頂戴ものに違いないと思い込んでいたので、哀しいのイヤーーっと思ってたのと、
チョ・インソンが上の画像を見る限りではカッコよく見えないので、
(ほら顔も長いし、おひげも気になるし)
私が見たいドラマというざるの目をするっと落ちてひっかりもしなかったのです。
でも、大丈夫、愛だで、チョ・インソンは動くとカッコよく見えるゾ!ってのと、
演技はなかなか好きだな~と思ったので、急に興味が沸いてきたのでした。
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そして、このドラマでも、揺れる瞳の演技が凄いんですよね・・・
じっと見つめる強い光を持つ目と、揺れる瞳をしっかり使い分けていて、
もうそれだけで、こっちまで感情移入してしまう感じ。
例えば、パクシネちゃんとかも揺れる瞳が印象的な女優さんだけど、
彼女は絶えまなく揺れているタイプなので、あまり好きではありません。
女性としてのあの瞳はとても魅力的だと思うけど、演技としてはいまいちだな・・・と思ってます。
隣のイケメンの引きこもり役とかの時はいいんですけど・・・ね!
だから、チョ・インソンはちゃんと使い分けているから、ぐっと引き込まれる!
なんだか、瞳の奥にある悲しみとか一筋縄でいかない感じが魅力的なのかな・・・
カッコイイとかじゃないんですけど、気になる俳優さんの上位に上がってきた!
そして考えてみたら、ソン・ヘギョが出てるドラマを見るのは初めてでした。
白い~お肌つるつる~ 目が見えない役もとても似合ってましたね。
唇の形が独特で魅力的だなあって思ったのと、
塗ってた口紅の色が珊瑚色?みたいなので、とても素敵だったんだな~
でもあの色はお肌が白くないと似合わないので、真似して買ったりしません!!!w
しかし、最後は絶対に悲劇なんだと思い込んでいたのですが・・・違った!
最後の最後まで一体どうなっちゃうのかと思ってましたが、
寝覚めの良い感じ(笑)の終わり方で良かったなあって思いました。
タイトルに入ってる「冬」の光景がとても効果的に使われていて、とても綺麗だったです。
凍った木が風で揺れて乾いた音がするシーンとか、
ソン・ヘギョのお家のシーンも綺麗だったなあ・・・
あ、あの家はフルハウスでも撮影に使われてたお家ですよね?ドラマでよく出てきますね。
チョ・インソンのスタイルの良さも風景の一つとしてキレイだったし!
しかし、ほんとーにほんとーにあんな雪の中での撮影は大変だっただろうなあと思いますが、その甲斐があって、本当に美しい・・・!
だからこそ、冬の次の春の桜が咲き乱れる最後が効果的でした。
胸がいっぱいになるね!
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ムチョル役のキム・テウが印象的で凄い良かったなあ。
あと、秘書役のペ・ジョンオクも。
「愛しているんだけど、失明させる」というところで、
設定はかなり違うけど、風の丘を越えて/西便制を思い出しました。
これはパンソリという伝統的な歌をうたうために恨の感情が足りないと、
お父さんが娘を失明させて、自分を恨むことで芸の道を極めさせようとするんです。
多分、初めて見た韓国映画がこれで、すごい衝撃を受けたのを覚えています。
色々な愛があるんですよね。愛じゃなくて執着とかかもしれないけど。
ともかく、主役はもちろん、脇役もみんなが単純な人間としてではなくて、
ちゃんとそれぞれの感情がある人間として書かれていて、丁寧だなあと。
ちょっと気になった部分は、キム・ボムのジンソンの義理堅さを丁寧に描いてた割りには、最後の裏切りの時の心の揺れの部分は描写が甘くて、残念だったのと、
応答せよ!1997のウンジは好きだったけど、彼女の演技はいつもキャラが同じように思えてしまうので、演技なのか素なのか分からず、全体的にちょっと浮いてた気がして残念だったかな・・・
でも、とても良いドラマで、いい感じでその世界感に浸らせてくれます。
もう一回くらい細かいところまで見たい気がするくらい良かったです。
さて、ここまで来たら、次はバリでの出来事を見るべきでしょうか・・・
ジソプ、インソンの苦手意識が全くなくなったむしろ好きになった今こそかな・・・
しかし、ファッション王に似てると聞くと途端に見たくなくなるのでした。
どうしようかな~