だいたい好みなことが多いOCNのドラマだし話数も短いし、いつか見ようと思っていたドクターフロストを見ました!ソン・チャンウィもチョン・ウンチェも私には初めましての俳優さんだったのだけどとても良かったんだよなあ。それぞれの雰囲気がこのドラマにとても合ってる気がしました。
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ドクター・フロスト役のソン・チャンウィの白髪はかつらなのかと思ったら、2日間で5度ブリーチしたという記事を読んだので、地毛みたいです。そんなにブリーチしたら地肌が痛そう。役者さんも大変ねえ。ドラマの中ではプードルみたいと言われてたけど、私はどっちかというと大型犬を思い浮かべてしまうな。目の奥の光が優しい。裾が長目のジャケットが似合ってて佇まいがとても素敵。天才という言葉が似合う雰囲気が醸し出されてました。
ユン・ソンア役のチョン・ウンチェはすらっとした容貌が健康的に見えて、まっすぐな発言や行動にリアリティーがあったなと思うのです。ぶーぶー文句を言っていてもどこか明るくて良いよね。彼女のそんな明快さや純粋さがドクターフロストに少しずつ影響を与えて、表情や行動に作用するのが自然で良かったな。携帯電話を持つようになって行くところとか!
そうそう、ソンアのデスクにあるペン立てが『リラックマ』だったんですよー。そのままRilakkumaって書いてあって、熊の意味を他国の人は知ってるのか、ただキャラクターまるごとリラックマという名前での認識なのだろうかとちょっと気になったりして。やっぱりこういう細かいところばっかり気にするの得意だな私。ほほほ。
それぞれ各話1話完結の内容でドクターフロストが心理学を使って見事に事件を解決するのは面白かったし、犯人が捕まったと思ったら真犯人は更に違う人なのを見抜くという過程は興味深かったんです。
人の記憶を書き換えて自殺をさせたり、殺人をさせたりすることが本当に可能だったら・・・と考えたら本当に恐ろしい。研究が進むということはどの分野でも良い事にも悪い事にも使える可能性を秘めていて諸刃の剣なのだな、なんてことを思ったり。
あとドクターフロストが感情を失った事に関してどう決着するかについてあまり意外性が無かったことがちょっと残念だったかな・・・ 失った感情を取り戻すきっかけになるのは『大切な人を失う』という感情を失った時と同じきっかけが必要だったんだろうな。そこが予想通りでちょっとつまらない部分に思えちゃったのです。
それに、緻密に計画を立てて時間かけて実行するタイプのムン・ソンヒョンが衝動に駆られたからと言ってあんな風に自分の手を汚す気がしない。彼ならまた違う機会を狙って異なる方法を選んだのではないかと思ってしまったのです。その部分が話数的な時間切れのせいに思えてちょっとな、と。
最後はムン・ソンヒョンが不穏な感じの表情をしていたからまた続きがある可能性もあるのかな・・・と匂わせていたような気がするけどどうなんだろう?こういうタイプのドラマは続編も作りやすいとは思うけど、それよりは対決部分をもっと違う形で丁寧に描いてほしかったな、という私の希望。
でもキャスティングは私好みだったし、おおむね楽しませてもらいましたー(ソン・ジョンホが悪役なのはちょっと飽きてきた気もするけど)きっと続編あったら絶対見るな!ソン・チャンウィが出てる他のドラマも見てみたくなったー