正直なところ、このドラマを見るまでイ・ミンホを素敵だと思わなかったんです。
花より男子で見たけど、まあドラマがあまり好きなタイプではなかったせいもあるかと思いますが、背も高いけど、顔が大きくて派手だな~と思っちゃって。
それともあの髪型が原因だったのか・・・?ま、それもありそうですね。
でも、このシンイでのチェ・ヨンは寡黙な役で、とてもとてもイ・ミンホが素敵に見えます。顔の派手さも時代劇だと似合うんだなあ~
ほら、暴れん坊将軍の松平健も、なんだかこう将軍様役が似合うじゃないですか?
でも現在劇はいまいち・・・みたいなね。そういう感覚なのかなとか。
お話の内容については、タイムスリップもので、女性が過去に行ってしまうというパターン。イニョン王妃や、屋根部屋のプリンスは男性が現在に来ちゃうパターンだから、
ちょっと違う形にしようとしたのかな?
しかし、過去の場面がメインになっちゃうから、きっと撮影は大変だったんだろうな~なんて思います。
このドラマで好きな部分は、現在のソウルで美容整形外科医のユ・ウンス役のキム・ヒソンが、過去に行ってだんだんとチェ・ヨンを愛するようになっていく過程です。
現在社会では、どうしても自分のことや思いを言葉にして主張しないと負けてしまうような、そんなところで生活していた彼女が、最初は高麗に来てしまっても、言いたいことを必死で言ってはっきり言ってうるさいようなキャラ設定なんです。
けれど、すぐには帰ることが出来ないこと、そして周りの状況を理解するにつれ、少しずつ運命を受け入れていって、静かになっていくのが好き。
こういうギャップを作るためにわざわざ最初の彼女を騒がしいくらいの女性に設定したのかしらとさえ思う。
もの静かなチェ・ヨンとのミスマッチさを出したかったんだろうと思うんですが、
少しずつお互いを受け入れていくのを丁寧に描かれてるのは本当に素敵だなあって。
言葉にするだけじゃない、抱きしめるだけじゃない愛情表現がとても素敵に表されてて、そういう部分がこのドラマの好きなところ!ふと相手に対して向けるまなざしが!良い!
物語の流れとかストーリーは、特別感動的!ってことは無いのかなとは思うのですが、大げさではない愛情の表現が好きな人には良いんじゃないかな?
物足りない!って人もいるかとは思うんですが、『言葉にせずとも思っている』みたいなのが好きだとたまりません。
と、ここまで書いてて思いましたが、私は多分こういう風に、誰かを静かに一途に守ろうとする男が出て来るドラマが好きなのかもしれない!!!!
君の声が聞こえるを好きな理由も年下男子と年上女子という組み合わせのせいではなく、イ・ジョンソクがイ・ボヨンを一途に守ろうとするから好きなんだ・・・きっと!おおおお!
さて、話をシンイに戻すと、脇役陣もなかなか魅力的ですよね!
高麗の医者役のイ・フィリップもとても素敵だし、なんだろうあの知的な感じ。とても良い。
悪役の徳成府院君のユ・オソンもとても印象的で、いいよ!
ちょっと憎めないところがあるんだなあ・・・
今、見ているスパイでも出て来たけど、やっぱり一癖ある役が似合います。
あと、シン・ウンジョンが火功の使い手で悪の一味の一人だったんだけど、
ミセン~未生~のソン次長だったんですね!
全然同じ人に見えないので、驚いたんですよ!
そして、恭愍王役のリュ・ドクファンも良かったんだよね。
困難な状況の中でも奥様の公主のパク・セヨンといたわり、愛し合う様子もとても素敵でした。
それからそれからなんと言っても近衛兵たちも注目ポイントでした!
こういうところからカッコイイ人見つけるの得意なので、見たときから、やっぱりユン・ギュンサンに目をつけていたんですよね。
そしたら、思っていたよりもどんどん活躍してますね!
特にピノキオでのイ・ジョンソクとの兄弟役はすごい良かったので、これからも気になる存在です。ちょっと影のある印象が魅力的な気がします。
実は最後の方の現在と過去を行きかう際の細かい時代設定とかはよく分からない~って思ってるところもあるんですけど、最終的には二人が会えて良かったなあって。
なんだかそれで満足してしまいました。
ありきたりと言えばそうなのかもしれないけど、
チェ・ヨンとユ・ウンスが信頼し合う感情が丁寧に描かれているので、
その空気感だけでもとても好きなドラマです!