オフィスの女王の視聴を感想致しましたー。これは日本のドラマ「ハケンの品格」のリメイクですよね?派遣社員と契約社員だとちょっと意味合いが違うのかなとは思うのだけど、韓国では契約社員の方が一般的なのかな~なんてそんなことを考えながら見ていました。
スポンサーリンク
オ・ジホが演じた役はチャン・ギュシクという名前だったけど、このネーミングは「チョンギュジク(正規職)」から来てるのかな・・・ 名前にそういう風にもじった意味合いを持たせるのは韓国ドラマではよくありますよね。そういう点では韓国語の方が日本語よりも自由度が高くて面白いな~!
そんな名前の通りに正社員であることにめちゃめちゃこだわっているチャン・ギュシクなんですけども、ラスト近くで母親が10年間も契約社員をしていたのに、2年以上契約社員で働いていた人は正社員にしなければいけないという法律が出来たことで首を切られそうになり、それに対し起こしたストライキで命を落とすことになったという過去があったことが判明するんですね。まあその母親が実はミス・キムと関係があった・・・と。そこはいいんだけど、その母親のことを考えるとあれだけ契約社員のことを馬鹿にする発言をしていた彼に対して矛盾を感じてしまうんだなあ。
だって、母親が契約社員で悔しい思いをしたことを知っているのに、その母親と同じ立場の契約社員の女性たちを人間扱いしないであんなに邪険に出来るものなんだろうか?本人が正社員にこだわるのは勝手にすればいいけれど、それとこれとは別の話であると思う。
始めから彼の発言が非常に前時代的で幼稚に思えてしまって、これってギャグなのかな・・・笑うとこなのかな・・・と思いながら笑えないところが多かった。同じセリフでももう少しお茶目に見える雰囲気の役者さんの方が良かったんじゃないかな、なんて個人的に思う。
そういえば、「俺の正社員になれ(嫁に来いってこと!?)」とかミス・キムに言ってたけど、マジで時代錯誤に思えてビックリ仰天ですよ・・・ 少し前の2013年のドラマだとしても無いわ~と思っちゃうんだけどなあ。え、私だけ?
とまあ、実はあんまりノレずに見ていたんですけれど、ミス・キム役のキム・ヘスは面白かったです。マジで何でも資格持ってるしすごい。赤い肌着で踊って通販の商品を売るシーンとかはしごく真面目な顔でやってるのとかが最高に笑いました。いやー私が最近見たキム・ヘスはコインロッカーの女のオンマ役ですから、全く違う演技にさすがと感嘆しちゃいます。
あとラストでミス・キムとチャン・ギュシクがどうなるのかというのはちょっとぼかした感じになっていましたので、ミス・キムはその程度の男には落ちない!という私の希望通りになったと勝手に思っておこう。うん。
ムチーム長役のイ・ヒジュンは良かったですね。青い海の伝説の時みたいに曲者的なイメージのある役者さんだったんですが、ここでは完全にいい人の雰囲気を醸し出していて凄かった。
会社組織って今までと同じような仕組みでは無理があるんだろうな。ミス・キムほどとは言わないけれど、ある程度の割切りはこれからもっと必要になるんだろう。楽しく仕事出来るのが一番だけど、そのためには何を取って何を捨てるかを選択するしかないのかもしれない。正社員にこだわったって10年後にはその会社自体があるか分からない時代ですしね。
ライバル社チャソンのイメージモデル役でチョン・イルがゲスト出演。写真だけですけど!これってイケメンラーメン店のチャ・チスってことですよね?確か食品会社の御曹司だったもんね。
ミス・キムが住んでいる「マチュピチュ」の店員役でイ・ヒョンジェも出てた。イケメンバンドの頃からするとすっかり大人になったな~って感じがする。
コメディーなんだろうけど、目下の者にひどい言葉を投げつけるシーンとか結構多くて私はそういうのがあんまり好きではないので、見ててしんどいな~と思うことも多かったです。キム・ヘス演じるミス・キムのスーパー契約社員っぷりを楽しむにはいいと思います。