ゆれながら咲く花を視聴終了しました!
実はかなり前に見終わっていたんだけれど、なんとなくなかなか感想が書けずに自分の中で熟成していた感じです。すぐに感想を書いて気持ちを吐きだしたい!という感覚になるドラマと、見た後もしばらくしみじみと心の中にとどめておきたいドラマがあるんですよね。という訳でこのドラマは後者だったみたいです。
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考えてみたら、大好きなイ・ジョンソクとチェ・ダニエルが出ているのになんでまだ見ていなかったの?と自分でも疑問なんですけども。なんだか学園ドラマっていじめが出て来ることが多いので、見る前にちょっと躊躇してしまうんです。実際に見てみたら面白かったという学園ものも多いんですけど、好んでは見ない感じ。多分そんな感じでなんとなくスルーしていたんですよね。
でも、遅ればせながら視聴したんですが・・・
見て良かった!です!!!
先生からの視点、生徒からの視点、どちらかに偏らずに丁寧に描かれていて、そしてご都合主義的にうまく行きました良かったね、というのでもなく、現実の教育現場というものに対しての真摯に向き合って作られていると思えました。
イ・ジョンソク演じるコ・ナムスンとキム・ウビン演じるパク・フンスの友情が一番軸になって描かれているかなと思うんですが、あんなにでっかいのにちゃんと高校生に見えるの凄いなって思いました。2人はどこかピュアな透明感があるから違和感が無いんだろうな。自分でも自分の感情がどういうものか分からないで持て余すという感覚、2人のやり取りはなかなか見応えがありました。好きだからこそ反発して、傷つけてしまう・・・ でも最後は仲良しに戻って、今度は仲良し過ぎて微笑ましかったです。男の子って感じ。
チャン・ナラとチェ・ダニエルの先生コンビもとても良かったです。
先生も悩みながら、生徒と一緒に成長していく姿を見て、確かに教育というのは生徒も1人1人違うし、完全な答えなんて無くて大変なものだと思うのでした。
関係ないけど、チェ・ダニエルが着てたこのカーキのコートが好きだったな~。高校時代にこんな先生がいたら絶対に好きになっちゃうな・・・ 残念ながら若い先生はほとんどいなかったよ!
タイトルにもなっている「ゆれながら咲く花」の詩がとても良かったです。
日本は授業であんまり詩についての授業なんて無かった気がするんだけど、韓国では結構あるのかな?詩も好きなので興味があります。
勉強の成績がすべて、順位がすべて、良い大学に行くのがすべて、そんな価値観しか親も学校も教えてくれなくて、本当はきっともっと大事なことがあるのに、それは自分で気づかないと知ることが出来なくて、今なら分かるようなあの頃の焦燥感を思い出して、胸が痛くなりました。本当に受験勉強は大変だったな・・・ああ(遠い目)
最後にオ・ジョンホが戻って来たのか、という事に関しては、私はきっと戻って来なかったかなとは思っているんです。でも、担任の先生の二人は出来ることは全部やったんですよね。お金なら貸してやるから学校に来いとまで言って。
あの時に、オ・ジョンホは「道は踏み外さないから」と言っていて、確かに先生が自分のために色々としてくれているとことをきちんと受け止めたからこそ出る言葉だと思うのです。だから彼がこれから高校には行けずに働くという道を選んでも、なんとか学校に戻って来る道を選んでも、どちらだとしても大丈夫だと思えたのです。
きっと彼はどんな状況でも乗り越えていけるだろうと。
ほんとそういう小さなこと(先生が自分を気にかけてくれたこと)で、生きて行けたりするものなんだと思う。
高校時代も、大人になってからも、日々揺れながら生きて行くもので、ドラマの中でその姿を見て、私も頑張ろうって思えたのです。
時にこういう良いドラマに会えるから、やっぱりドラマを見るのやめられないなあ~!
あ、書き忘れてたけど、思いっきりハイキック!も同時に視聴しているので、突然オペラ歌いだしたり、オッケー!って言ってるパク・ヘミしか想像できなくて、教育熱心な怖い校長先生には見えなくて困った^^;
普通のドラマで出ているところを見たことがある人をコメディーで見るのはいいけど、先にコメディーを見ちゃうとそのカラーの方の印象が強過ぎて払拭できません・・・ そういう人が何人かいるんですよね。全くの余談ですが!