【中国映画】妖魔伝-レザレクション- の感想 独特の怪しい雰囲気が最高の妖魔モノ!

妖魔伝-レザレクション-を見ましたよー!なんということでしょう。マジで美男美女しか出てこない!!!映像自体も秀麗で美しいめくるめくって感じの映画でありました。コンセプトデザインは天野喜孝が手掛けているそうで、あのオープニングの辺りとかなのかな~

 

スポンサーリンク


 

原題は画皮2なのだけど、画皮 あやかしの恋を見ていなくても問題ないストーリーなので独立した作品と思わせる邦題もこれはこれでいいのかなと思います。ジョウ・シュンが演じる小唯は500年後もそのまま同じだけで、画皮と同じ役者さんが他にも出ているけど生まれ変わりとかでさえなくて違う役なのですよねー。

画皮を見たときは何にも知らなかったけど、私もちょっと知識が増えまして、画皮は中国の小説「聊斎志異」の一編なのですね。妖怪ものは「聊斎志異」が元になっているドラマや映画が本当に多い!

ちなみに私は今、画皮2の中国のテレビドラマバージョンも視聴中なので、それと比べてなるほどーと思いながら見れたのでその点でも面白かったです。ドラマはまだ途中なので全部は分からないけど、「小唯が氷地獄に封印されていた」「公主の顔に傷がある」「蛮族の王子を生き返らせるために公主の心臓が必要」辺りは同じかな・・・ でも話数も増えると当然登場人物も増えるしで全く違う作品と思って見るくらいでこちらも良さそう。ま、結論から言うと映画の方が完成度が断然高いなと思います。かけてる予算も違うんだろうな。

 

さて、映画の話に戻りますが、この映画の見どころは靖公主と小唯が皮を交換するシーンでしょうか。非常に幻想的でして、水の中で美女二人が抱き合うシーンは異常にエロティックでございます。映画全体で張り巡らされている監督の美意識が特にこのシーンでは炸裂しているなーなんて。見ているとドキドキするくらい妖しい。

ヴィッキー・チャオ演じる靖公主が、武術も出来てとても勇ましいのに恋する乙女なのでそのギャップにたまらない気持ちになります。部下の霍心が自分を愛さないのは自分の顔に傷があって醜いせいだと思って、彼を足蹴にして暴力をふるう公主の姿は切なくも美しい。おお。

霍心(チェン・クン)もマジでイケメンですね・・・ 圧倒的顔力に何も言えないわ・・・ 彼は動きも美しいので、武将とか似合うんですよねえ。目が見えなくなっても闘って勝てるってのはビックリですけどね!ラストで靖公主と霍心が幸せそうに馬に乗って戯れてて、あー良かったですねえって思いましたよ。妖怪のおかげで深まる二人の愛って考えると小唯という存在が不憫に思えますなあ・・・

そして美男美女はこの三人だけでとどまらないのがこの映画!

雀児役でヤン・ミー!あら、これくらいの脇役でも出演するんですね。雀のイメージにピッタリで超かわいかったんですけど。雀児も結局、愛に生きたのよね・・・

そして、ちょっとダークな化粧がいつもと違って素敵なウィリアム・フォンまで龐郎という降魔師役で出てきますよ!これくらいのちょっと痩せてるビジュアルが好きだなー 蘭陵王の時はちょっとねー

お、主要キャスト5人の声は本人で吹替無しみたいー ドラマで見てると吹替が多いんで本人の声がどんなか気になってるんですよね。ジョウ・シュンの声は特徴があって色っぽいよね。印象に残るなあ。

 

画皮も良かったけど、続編のこの映画もまた違った魅力が詰まった映画でした。映像も本当に美しいし、仮面とか目隠しとか使われてるモチーフもカッコよくて雰囲気のある映画になってるなあと思います。かなり好きなタイプの映画でした。中国の妖怪ものはやっぱり好きだな~

 

妖魔伝-レザレクション-が見れるのは・・・




【香港映画】レジェンド・オブ・トレジャー 大武当~失われた七つの秘宝~ の感想 宝探し+武道大会+ロマンスって感じかな

映画「レジェンド・オブ・トレジャー 大武当~失われた七つの秘宝~」を見ました~ 視聴中のドラマ「七侠五義」に出演しているチウ・マンチェクが出演しているので興味を持って見てみたら、ヤン・ミーまで出ていてビックリ。その上、芸術・服装指導がワダエミ、武術指導がコーリー・ユンという有名どころでわりと豪華な顔ぶれですね。わくわく。

 

スポンサーリンク


 

映画の宣伝文句としては、中国版インディージョーンズらしいんですけど、確かに宝さがしの要素はありますが、すぐに見つかるしあんまり冒険感はありません。そうだなあ、宝探し+武道大会+ちょっとロマンスみたいなストーリーでしょうかね。もしもカンフー的なアクションを目当てに見ると物足りないかもだし、反対に宝探し要素を楽しみにしていたとしたらそれも物足りないかも。でもすべての要素がほどほどに散りばめられているので、そのぬるい感じがむしろちょうどいい人もいるかもしれません。私なんかはそんな感じで結構好きでした。

山奥にある中国武術の本山の武当山の景色が神秘的で美しいんです。こういう風景見るとときめくなー。ここで開かれる武術大会中に宝探しを絡めてあるって感じです。しかし武術大会の様子はイマイチ盛り上がらないかな。なにせ決勝に残る唐寧(シュー・チャオ)が全然強く見えないんですね。その点はちょっと物足りない。

唐雲龍を演じるチウ・マンチェクは丸眼鏡。古装を見慣れているせいか洋服姿はなんだか変な気分だよー。秘宝を手に入れようとするのがなぜなのか最初は分からなかったんですが、娘の唐寧の病気を治すためだったんですねー 秘宝が7つ揃ったら病気を治せるとか仙人になれるというのは中国のお話って感じがします。

女武術家の天心を演じるヤン・ミーはオレンジ+茶の衣装が似合ってとても美しいです。闘う前の最初のポーズも決まっていてなかなか所作が美しくてほれぼれ。美人は何しても美人だなー 彼女は先祖のものだった神剣を探しに来るんですが、目的が同じ唐雲龍と協力することに。

二人のちょっと仄かなロマンスもあり。この二人が協力して闘う時がダンスを踊っているみたいなんです。コートの裾をたなびかせながらの動きがなかなか素敵。
カンフー目当てで見ちゃうとこの辺が生ぬるく見えるちゃうかもなあ。ロマンチックなカンフー!って私は思えて楽しかったです。

あとは、水合一(ルイス・ファン)の睡功が面白かった。意識を無にするということに繋がるのかな。彼と唐寧もほのぼのとした間柄。そうね。全体的にほんわかしてるな。

天心のことをお姉さんと呼ぶ唐寧のこの寝室でもシーンもなんだか素敵。美人なお姉さんと妹という構図好きかも。なんにせよ美人って絵になるなあ。

 

一応、悪い人も出てくるんですけど、もちろんチウ・マンチェクが倒してくれるし安心して見れますよねー 闘っている内容のはずなのになんだか平和な映画なんですよね。ヒリヒリしたい人には向いていないですが、ほんわかした雰囲気が好きな人には意外と良いんではないでしょうか?私は結構好き。ヤン・ミーが強くて美しいだけでも満足しちゃうんですけどね!笑

 

 

レジェンド・オブ・トレジャー 大武当~失われた七つの秘宝~が見れるのは・・・