アンディー・ラウ×ドニー・イェンの競演というだけでも見る前から楽しみにしていた映画であります。この追龍。映画館で公開当時に見たので、これまた相当前ですな。すでに動画も配信されてるし、DVDも販売されてるしでそれによっても年月の流れを感じましたよ・・・あばばばばば。しかしながら、私が感想を書くのに時間がかかっているのもありますけど、公開されてから配信されるまでの時間も非常に短くなったことにも驚き。すぐに家で見れちゃうイメージです。有難い部分もあるんですけどね。
さて、こちらの映画のストーリーは実在した香港マフィアのボス、ン・シックホーと警察署長ルイ・ロックのお話。イギリスの支配下での黒社会と香港警察の闇の繋がりということで、明らかに二人は悪い事をしているんですけど、違う角度から見ると大変人間臭くもありましてね。どこか因果応報な結末を迎えるのも香港映画っぽくてその点はお約束なところも好みです。
映画館の展示も凝ってて立体展示ですよ。イップ・マンを演じてるドニー・イェンとはまた違う香港マフィアのボス彼も良かったです。足を折られる時の痛がり方があまりに真に迫ってて、やっぱり武術をこれだけやっていればいっぱい痛い思いもしてるんだろうから演技にもそれが出たんだろうという勝手な私の想像で感心してしまったという。アンディー・ラウも「リー・ロック伝」の1と2でもリー・ロック役を演じてるし、イメージが合うんだろうなあ。彼は誰が見ても悪人っていう容貌じゃないし、端正さは消せないから、実は裏でめちゃ悪い奴っていう役がカッコよいんだな。
二人の演技は安定しているし、見てて安心感があってマイホームみたいな謎の安らぎの中で映画を見てたんだけど、一番わくわくしながら見てたのは九龍城のセットですね!あの迷路のような魔窟のような九龍城は、香港人でも普通の人は入れないような場所だと噂でしか聞いたことが無かった訳ですよ。それがきっと忠実に再現されていて、そこで彼らが走り回る姿を見てると、私も九龍城の中に忍び込んだような気持になってとても楽しかった!それに、香港の玄関が啓徳空港だった頃のあのすれすれに飛ぶ飛行機の映像というのは、香港を語る時の象徴だったんですもんね~ すでに閉港してから20年以上たってるらしいですねえ。ほ~
ところで、百度を見てたら、追龍2のページまで見つけちゃった!2019年にすでに中国では公開済みだし、2021年の4月から韓国でも上映されるらしい。日本の上映はまだなんですか!?こちらもレオン・カーフェイとルイス・クー主演とか期待しかないじゃないですか~ ラム・カートンもサイモン・ヤムといういつものメンバーも出演してるし、ナニコレ見たい。
ストーリーは、龍志強の犯罪集団に忍び込んだ香港警察の覆面捜査官の話みたいなんで、続編といっても登場人物は全然違うのかな?それでもいいです。見たいよ~