今回は、少し前に見た韓国映画「7号室」の感想です。シン・ハギュン×ド・ギョンスが主演です。ド・ギョンスは映画やドラマで俳優として活躍しているイメージですが、私が彼の出演作を見るのはこれが初めてかと思ったら、大丈夫、愛だで一度見てますね。しかし、主役級のを見るのは初めてです。なんとなく、良い人側も悪人側もどちらも演じられそうな顔つきだなと思うので、役者さん向きな気がします。
ストーリーは、DVDルームの社長のドゥシク(シン・ハギュン)とバイトのテジュン(ド・ギョンス)の攻防がメインです。やっと買い手が見つかったDVDルームなのに、不慮の事故でバイトが死んでしまい、売買が成立するまではと死体を7号室に隠すドゥシク。そして苦学生のテジュンは高額の報酬のためにクスリを預かるがそれを7号室に隠すと。その7号室を開けたいテジュンと開けたくないドゥシクのやり取りが見どころです。
そういった感じで、ほぼDVDルームで話が進んでいくシチュエーションブラックコメディという趣なので、とにかく主役の二人のやり取りがすべてという役者さんの技量に頼った部分が大きい作品なのかなと思います。確かに二人のやり取りはリズムも良く面白くはありましたね。
まあただ、そこに頼り過ぎた部分があるのかなという印象もあり、予想を覆すような展開が無くて、ラストまでそのまま終わっていく感じ。だから、面白いんだけど、すごく面白い訳ではないと感じてしまったかな。
ブラックな要素に降り切れてる訳でもなく、予想できないサスペンスでもなく、大筋はすごく面白くなりそうな題材なだけに、もう少し面白く出来そうなのにな~と見た後に思ってしまうのがちょっと残念でした。でもそれなりに面白かったです!
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