【韓国映画】長沙里9.15 の感想 犠牲になるのはいつも若い命

久々に映画館で映画を見てまいりました!見たのは「長沙里9.15」です。割と映画の世界観に入りこんでしまう性質なので、戦争ものはあまり選ばないんですが、キム・ミョンミンが出演しているという理由で今回は見ようと決めておりました。

内容というよりも一番思ったのは、美しい戦争なんて無いってこと。いつだって命を落とすのは若者たち。そのことを改めて心に留めておきたいと思ったのでした。

 

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そんなに各国の歴史に明るくない私なので、仁川上陸作戦くらいはなんとなく聞いたことがあるという程度。なので、その陽動作戦として長沙里に学生が捨て駒として送りこまれた事実なんてのは全く知りませんでした。だから、そんな出来事があったことを知れたことは良かったです。すべてはまず知ることから始まりますもんね。

そして、朝鮮半島が経験してきた歴史についても思いを馳せてしまった。上陸した学生たちが闘う相手は、彼らと同じように若い北朝鮮の兵士。同じ民族の彼らが闘わなければいけない状況は胸が締め付けられます。そして今もそれが続いているのですから。

メインはミンホとキム・ソンチョルの学生二人の友情。ミンホも良かったですが、キ・ハリュン役のキム・ソンチョルの演技が大変良かったです。ちょっと気になる役者さんリストに入れておきたいところ。あとクァク・シヤンも良かったんですよ!ところでキム・ミョンミンはどうだったの!?って言われそうなんですが、あまりにもイ・ミョンジュン大尉で、キム・ミョンミンが演じてるという意識が全然なかったという感じ。実はそれが一番理想的なのかもしれませんね。

どうしても映画のストーリーなので、友情を描いたり、ビックリするような偶然や潔い終わりを演出したりというのはまあ仕方ないかなと思うのですが、私はもう少し淡々とした描き方をしてもらった方がより心に残ったかなと思ったのでした。でも見て良かったです。

 

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