【韓国映画】悪女/AKUJO の感想 冒頭からめちゃめちゃ強いヒロインに度肝を抜かれますよ・・・

本当は公開当時に映画館で見たいと思っていた映画「悪女」を見ました!冒頭から激しかった!なんでしょうか、1対10くらいの戦闘シーンって他の映画で見ないことも無いけど、それどころじゃないですよ。一体何人倒すねん!?数十人?50人くらい?とばっさばっさやっていくシーンを見てたら血が飛びまくってるというのに、もうなんだかすごくてそんな訳ないやんって笑いがこみあげてしまうっていうか。でもゲームをプレイしてるかのような一人称なカメラワークが続いて息をひそめて見ていて、やっとヒロインの姿が写ったところでとうとう息がつける感じの疾走感は凄いです。これくらいの数でいいだろうっていうのをやすやすと超えてくるパワーに圧倒されます。

 

スポンサーリンク


 

ストーリーは意外と単純で、ヒロインは父を殺され、殺人組織に引き取られて暗殺者の訓練を受け、そこのボスと恋に落ち結婚するんだけど、夫も殺されて、その復讐をしたのが冒頭の戦闘シーン。で、警察に捕まるんだけど、その殺人の能力を見込まれて国家の暗殺者として10年間その役目を果たせば自由の身になれるのだが、実は彼女の父を殺したのは○○だった!みたいな。やっぱり韓国映画では「復讐」がキーワードのことが多いですね。

とにかく戦闘シーンが規格外。これでもか!というてんこ盛り。スクヒ役のキム・オクビンはほとんどスタントを使わずにこの役を演じたらしいです。素晴らしい身体能力ですね。かなり見ごたえがあります。男性が演じる殺し屋というのもカッコイイんだけど、女性が演じるとまた違う魅力があります。ウェディングドレスを着て銃を構える彼女の姿の美しい事と言ったら!いやいや、まあそんなのが現実であったら恐ろしいけどね・・・

血のりの使い方も凄いです。偽物だって思ってるんで、それ自体は全然平気なんですが、やたらと顔面に血がぶっかかるのを見てると、AVとかの影響を無意識に受けてるのでは!?とちょっと思ってしまった。もちろん刺した相手の血が噴き出したら顔にもかかるんだろうけど、そんなに顔面向かってばっかり血が噴き出すとは思えなくて、視覚的な効果を狙っているとはいえ、そこだけ不自然に感じてしまったりはあったかな。殺し屋が男性でもそうだったかな・・・と考えてしまうなあ。でもまあそんなところも含め、やりたいことは全部詰め込んであるのも感じます。

共演者もすごく良くて、シン・ハギュンが一筋縄でいかない男を演じてるのはめっちゃ好みですし、ソンジュンも最近良いな~と思える出演作が無くて残念に思ってたんだけど、このヒョンス役はとても良かったな。素直にいい人の役を演じる方がしっくり来るんだな・・・なんて思いました~ あとキム・ソヒョンも訓練所の部長役なんですが、「アトリエの春、昼下がりの裸婦」での少女のような微笑みの奥様とは全く違う空気を纏ってて素晴らしいよね。最近はこういうちょっと悪いというかキツめの役が多いですけどね。

どうしてもバイオレンス要素が多いので、見る人を選ぶ映画ではありますが、それが平気な人だったら楽しめると思われます!でもやっぱり映画館で見たかったな~とは思っちゃう映画でありますねえ!迫力満点です。

そうそう、チョン・ビョンギル監督は、この作品が3作目。1作品目が「私たちはアクション俳優だ」じゃないですか!チョン・ヤギョンに出演してたクォン・テホも出てて見たいと思ってた映画じゃないですか~って、こんなところで繋がりました~

 

悪女/AKUJOが見れるのは・・・