1話見たくらいはあんまり面白そうな予感がしなかったんですが、
だんだんと引き込まれていくドラマです。
しかし、この「大丈夫、愛だ」という日本語のタイトルがかなり印象に残るので、
これは翻訳の際にコピーライターの方が考えられたのだろうかと思っていたら、
どうやら、韓国での元のタイトルも「ケンチャナ、サランイヤ」って感じみたいなので、まさに、ザ・直訳でしたw
でも、これは佐々木圭一さんの伝え方が9割の本の中で読んだクライマックス法という
強いフレーズを作る方法を使っている気がします。
「大丈夫」というクライマックスワードをどんと最初に出すことで、「愛」が引き立つって感じ。
どうやら脚本家のノ・ヒギョンは有名な方みたいなので、
タイトルにもこだわってつけたんじゃないかと思いました。
そういえば、音楽もすごく凝ってて良かったんです。
主人公が曲を流して、それを電話してる相手に聴かせるっていうのとか、
なんかステキだなあってシーンというのが上手く使われてたし!
ラジオのDJをやっているので、そこで音楽を流すというのもやっていたし。
とても効果的に歌が使われていたなあという印象です。
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そんなこんなで、ゆっくり視聴する予定だったのですが、
うっかり一気に見ちゃったんですよね・・・ 最近ほんとそんなのばっかり(^^;
でも、一気に見たいと思えるドラマにいっぱい出逢えてる訳だから幸せなことだって前向きにとらえたいと思います(/・ω・)/
このドラマは、チョ・インソンがとてもとてもとても良かったです。
精神科医がたくさん出て来る設定だから、心に病がある人が出て来るのは予想できましたが、まさかのチョ・インソンが統合失調症だったとは・・・!と途中でビックリさせられます。
しかし、私はちょっと勘が良いタイプではあるので、ガンウが幻視であることに
あっという間に気づいてしまったので、それについてはすぐに予想がついてしまったんです。
でも、布地を織るというのが相応しいような、丁寧な脚本で、知らない間にのちにつながる一本の横糸がいくつも入れられていて、後から考えたらなるほど!となるようなことが多く、そういう楽しみ方も出来る感じでした。
もちろん脇役陣も良かったですが、このドラマではチョ・インソンの存在感がピカイチ!
彼のドラマは初めてでしたが、気になる存在になりました。
いつも言っていますが、私は顔が面長の俳優さんはなんとな~く苦手。
だけど、それを忘れてしまうくらいの素晴らしい演技でした。
ひょうひょうとしている遊び人のように見せかけて、
実は心の奥に傷がある人物というのが完璧に演じられていました。
自信満々に見せる時と、心細そうに見せる時の揺れる眼差しとか、
どうしても目が行ってしまうようなそんな存在感!
コン・ヒョジンも上手だな~と思いますが、チョ・インソンの存在感が抜きんでていたので、このドラマでは主役をうまくひきたてる相手役だなという感じでした。
黒髪だとどこが素敵なのか分からない地味な人にしか見えずに終わってしまうことが多いので、彼女はやっぱり茶髪が良いです。だから今回は良かったです!
そして、恋してドンドン綺麗になっていくように見えていくのはすごいですよね。
でもやっぱり主君の太陽の時のようなキャラがいちばん似合ってるかな・・・
その他では、沖縄の砂浜でのチ・ヘスの病気を乗り越えて結ばれるシーンは、
さすがにそんなところでやったら日本では普通は捕まるんでは・・・?とか思ってしまい、ロマンチックな気分に浸りきれない・・・
あと主役二人のキスシーンも多くて、でも可愛いというかキレイで嫌な感じはありませんが、それにしても、病気を克服し過ぎや!という突っ込みをいれたいところではありましたなー
まあそんなことはともかく、色んなテーマを詰め込んではいるけれど、
明確に伝えたいことが真ん中にあって、
見ている人に語り掛けるようなそんな優しいドラマだったので、
見て良かったなって思えるドラマです!
私も自分に「大丈夫?おやすみ」って言ってから寝ようって思います(^-^)