【韓国ドラマ】京城スキャンダル の感想 「苦難の中で幸せを探せ、それが革命だ」という台詞が心に残った

前から見てみたいと思っていた京城スキャンダルを視聴終了しました。社会派ちきりんさんのオススメのドラマだとブログで読んだことがあったので興味があったのでした。日本が韓国を占領していた時代の物語なので、そのブログを読んでいなかったら見る勇気が無かったかもしれない。でもその気持ちよりもその頃のことを日本側からの視点だけでは無く、双方の視点で歴史を知りたいと思う気持ちはあったのです。幸い、コミカルタッチなので日本は悪役として描かれているけれどソフトタッチなので見やすくて助かりました。

 

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そして、教科書で習っただけでは知らないことを学べたなと思いました。違う民族が他国を支配することで、その地に住んでいる同じ民族同士の争いを引き起こしてしまうのだなということ。支配する日本人が敵というだけでは無くて、親日派と独立派で敵対の構図を生み出してしまうのだということ。悲劇というのは搾取されることや蹂躙されることだけではないのですね。それが原因で新しい悲劇が続く・・・ そして能力のある人たちが独立運動家になり、大義名分はあれど暗殺という形の殺人でしか自由を得る手段が無いという悲しみ。

やっぱりすべてのものは立場が違うとまるで見える景色が違うのだな。見て良かったです。

とはいえ、そういう事だけではなくて、この頃に近代化が進んで西洋のものが流行っていてモダンガールなどが生まれていたんだなと。とにかく劇中でのチャ・ソンジュが来ているお洋服がどれもとても素敵でした。ハン・ゴウンは濃いめのお化粧もそういう衣装も着こなしていてまさに適役。リュ・ジンもちょっと昔の男前って感じがあるので、こういう時代のドラマがいいんだな。ああ、二人のロマンスが花火のように短く散ってしまったのが今だに悲しい気分。

そして、カン・ジファンもこの時代のスーツ似合ってたなあ。むしろ今のスーツ着てる時より好きなくらい。あんまり素敵って思ったことなかったけど、このドラマではいいわあって思いました。ハン・ジミンも地味なチョゴリで化粧っ気が無いけどそれでも可愛かった。しかし結婚しても服を脱がない!子ども作らない!って言っててソヌ・ワンがえ~ってなってたのが面白かったけど、気の毒だった。でもヨギョンが占領されている状態で子どもなんて産めないっていう気持ちも分からないこともないな。私もかなりその状況だったら同じことを言いそうだ・・・

でも全体的にどこかコミカルに作られていて、それがすごくドラマとしても楽しむ助けになったな、と思います。特にチラシ編集部の3人が好きだったな~!彼らのスーツと帽子もそれぞれに似合うものを着ててなかなか洒落てたなあ。路面電車が走る町並みなどもこんな感じだったんだな、と興味深かったです。

私もどんな状況であっても、その中で喜びを見つけてしっかり生きて行こうとなんとなくそんな力を貰えた気がしたドラマでした。

 

京城スキャンダルが見れるのは・・・