リターンー真相ーの視聴を終了いたしました~!
さてこのドラマ、なんと主役が途中で変わってます。たまに韓ドラニュースみたいなのがツイッターのTLで流れて来て、○○がドラマ降板で△△に変更なんてのを目にすることはあるんですけど、実際にそのドラマを見たのは初めて!
タイトル前の画像は12話から変わってました。コ・ヒョンジョンからパク・ジニへ。
いまどき画像修正なんて簡単に出来るもんね。演技自体は8話の途中から交代してるみたい。
プロデューサーともめて降板という話だとか?私は当事者ではないので詳細は分からないのですけど、出演シーンの少なさというのだけが理由じゃないようは気はするかな。脚本的にも構成的にもちょっと無理があるように感じた部分も多かったし、色々理由があるのかもしれないな~ この辺はあくまでも私の想像ですけども。
ストーリーの大筋は、19年前に娘を殺された母が名前も顔も変えて弁護士になって復讐するというもの。その復讐の相手が少年4人なんですが、彼らは財閥の金持ちでその後もやりたい放題のろくでなしなんですねえ。その彼女が緻密に立てた計画で彼らを追い詰めて行くってな感じ?
そこに刑事が絡んできたり、復讐相手の妻(彼女は元弁護士で主役と知り合い)やら、同じよう相手に復讐をしたい同志たちが絡んできたりします。そう考えると主要人物が多すぎるよね。そのせいもあって主題が散漫になっている気がします。
実際のところ、少年法に対しての問題提起がしたかったのか、財閥が事件をもみ消してやりたい放題という事に関しての問題提起がしたかったのかが分からない。少年4人を財閥にしてしまったことでその辺がごちゃごちゃなんですよね。そして彼らの仲間割れを描きたかったから4人にしたんだろうけど、彼等それぞれの背景はもっと丁寧に書いた方が良かったとは思うし、ろくでなしなやり取りネタはそこまで必要だったかなと思ってしまう。醜悪さを強調したかったのかもしれないけど、いらない部分も多かったかなと思っちゃう。
そして刑事も実は少年時代に殺人をしてしまった経験があるが、ちゃんと更生して真面目に働き、殺人相手の父親とも和解をしているという描写があります。おそらくこれは4人組との対比として描きたかった部分だと思うんですが、全く効果的ではないです。ただ、この部分があるのを考えると、やっぱり少年法の功罪について書きたかったのかなと思いますね。
あとは、チャ・ジャへはクム・ナラと知り合いだったんなら、カン・イノとの結婚は止めなよとかね。その部分も計画のうちなんだ(違うかもだけど)としたら残酷過ぎない!?ナラだけの問題じゃなくて、あとでイノのしたことを知ったらその子どもはどうするのとか思っちゃうね~
めっちゃ気になることがあって、殺し屋又は便利屋が出てくる時って必ず黒ずくめでキャップかぶってて顔が分からなくなってるんですけど、なぜか首にタトゥーがはいってるのはなんでなんですか?これね、このドラマだけじゃなくてプレーヤーでもそうだったんですよ。首だけじゃないな、手の甲とか手首とかわざわざ覚えて下さいみたいな場所なことが多い。もちろん、ストーリーの展開上、その人が誰か気づかれないと話が進まないっていうのがあるのかもしれないけど、いつもそうなので「またか・・・」と思っちゃう!
こうやってまとめて見ると、主役降板騒動には関係なく、私はあんまり・・・という感じだったかな。ただ、ラストのチャ・ジャへの選択は、復讐する対象として「娘を守れなかった自分」も入ってたのかもしれないなと切ない余韻が残りました。19年前に彼女の心はもう死んでいたから、何でも出来たのかもしれませんね。そういえば、彼女の部屋は生活する人が住むような家では無かったな。
おそらくこのドラマは、こんなにいっぱい色々をてんこ盛りに詰め込むより、削ぎ落とせばもっと良い作品になった気がします・・・