『秘密』を見てからすっかりチソンの演技にはまっている私ですが、
『ボスを守れ』『タンタラ』を見終わり、次はこの『キルミー、ヒールミー』をとうとう見ちゃいました。
確か、チソンが賞を受賞したとか、そんなのを小耳にはさんだ気もしたし、面白いに違いないと思ってはいたものの、そう、私は、ファン・ジョンウムの大げさな演技がちょっと苦手。
なので、どうなのかな~楽しめるかな~と心配だったのです。
でも、多重人格を演じるチソンが凄くてね。もうそれだけでいいです。
このドラマ・・・
あと、脚本的に想像と違い過ぎて凄い驚いた!!!!というところまではいかないのですが、伏線に小技が効いていたので、最後まで楽しめました。
多重人格のそれぞれの人格も性格が多岐に渡っていて、
でもちゃんと演じ分けるチソンはすごいのですよ。
やっぱり一番ドキドキするのは、チャ・ドヒョンとシン・セギのやり取りで、
鏡越しに対決をするのとかはドキドキしちゃいます。
そして、チャ・ドヒョンもいいんだけど、きっと多くの女性が、シン・セギの危うい魅力にやられてしまうのではないでしょうか・・・?
チ、チソンssi・・・アイラインをバッチリ引いてもカッコいいじゃないか!!!!
おおおおとなんだかよく分からない興奮をしながら見てました。
でも、チャ・ドヨンに戻って来た時に、優しい声で、「チャ・ドヨンです」って言うのも良かった。
これもなんかああああってなりました。
(擬音語多い・・・w)
そして忘れてはいけないのが、女子高生のアン・ヨナですよね
いつ制服に着替えたんだ!というツッコミは置いといて、
なんとその制服がコスプレ衣装として売られてることの衝撃を受けました。
こ、これ需要あるの!? あ~面白い。
ピンクの制服の学校とか本当にあるんだろうか・・・
そして、アン・ヨナが塗ってたグロスはこれなんだって!
なんだか欲しい気持ちになってくるから不思議です。
グロスを塗ってるチソンを思い出したら笑いがこみ上げてくる・・・
ともかく、アン・ヨナの時のなりきりっぷりも降り切れてて素晴らしいし、
パク・ソジュンをオッパ~と呼びながら追っかける姿もすごくて見てて楽しいし、
深刻な内容のドラマではあるんだけど、そういうコメディータッチな部分も入れてあって、それが救いでした。
実は最初の数話は、ファン・ジョンウムの演技がいつものごとく気になってしまって、
ちょっと集中しきれなかったのですが、16話くらいからなんだか入り込めるようになりました。
この辺りからなんだか彼女が綺麗に見えてくるという・・・
話の流れなのか、騒ぐ感じの演技が少なくなって来たからなのか分からないんですけどね。
もちろん、綺麗なだけの女優さんでは演じきれない役ではあると思うので、
見終わった感想としてはファン・ジョンウムで良かったのかなと思います!
パク・ソジュンもドリームハイ2の時から素敵だと思っていた俳優さんなので、
今回は出番も多くて楽しみにしていました。
でも、やっぱりチソンが凄いので、比べちゃうとあんまり目が行かなかったのです。
ひょうひょうとしたつかみどころのない感じはステキなんですけどね。
そして私はこういう涼し気な目をしたタイプが好きなんだなあと改めて思いました。
もっと他のドラマでも見てみたいです。
そして私の好きだったシーンは・・・
自殺願望のあるヨソプが出て来る場面で、このドラマのタイトルの『キルミー、ヒールミー』の元となるシーンが出て来て、その場面はすごく好きです。
チャ・ドヒョンが、オ・リジンを好きになる必然性みたいなものがきちんと描かれていて、
なんだかこみ上げるものがありました。
そして、それぞれの人格との別れも丁寧に描かれていて、
シン・セギとの別れはもう・・・切ないけど、綺麗で、やっぱり切なかった。
そう思わせてくれる魅力的なキャラクターだったと改めて思いました。
そして最後のシーンも、暖かい日差しが降り注いでいて、
それを見ていたら、彼らの幸せを願わずにいられないようなそんな気持ちになって、
そういう思いを抱かせてくれるドラマって素敵だなって思いました。
扱っているテーマは重いのだけど、でも救いがあって、
総合的にはとても素敵なドラマでした。
オススメです!