【韓国ドラマ】 いとしのソヨンの感想 子を捨てる親と親を捨てる子とはどちらが罪深いのか、なんてことを考えた

soyon

 

産んでおきながら、子どもを捨てる親は結構いるのに、
子どもが親を捨てるとこんなに壮大な物語になってしまうというのは、
なんだか不思議な気持ちになったドラマでした。
どちらも決して良い事ではないけれど、
有り得ないと言われる可能性が、後者の方が明らかに強い気がする。

俳優さんが素晴らしかったし、とても好きなドラマだったのですが、
なんだか、そんなことも考えてしまうのです。

日本より韓国の方が儒教の思想などが色濃く残っていると思うので、
親を大切にするということは絶対的な事なんだろうとは思うのです。
もちろん日本もそうだけど、親孝行ってどういうことなのかな・・・って考えてしまった。

親を大切にすることは必要だけど、親が自分の面倒を見て育ててくれたことは、
実は今度は子どもだとか次の世代を大切に育てていくことで返していくことでそれが循環するんだろうなって思う。

だから、必要以上に親に尽くすという感覚があまり分からない気がしてしまいます。
もちろん、礼儀を尽くすことは大切だけど、親から受け取ったものを親にだけ返すなら、
その循環だけで世界が終わってしまうような気がして。




個人主義をよしと思っている訳ではないんですが、
家族という定義に縛られ過ぎると大変だなあって思って見てしまいました。

とか言いながら、いつの間にかそれぞれの登場人物に感情移入してしまって、
最後は涙、涙でした。

ともかく、最終回がみんな幸せになって良かったなあ・・・と!!!
ソヨンもホジョンも本当にウェディングドレス姿が綺麗だった~

私は、サンウとホジョンカップルが可愛くて大好きでしたが、
他の俳優さんもみなさん違和感が無くて演技が上手な方たちだったんだろうな・・・
CNBLUEのジョンシンも上手だった~
お金持ちのぼっちゃん役似合ってて素敵でした。

ソヨンの弱そうだけど、芯があって、透明感のある演技もすごかったなあ・・・
迷う時の表情が本当に儚げで、このドラマでイ・ボヨンが一気に気になる女優さんになりました。

しかし、ダマされていたから怒るのは分かるけど、ソヨンに対して、
あそこまでひどい言動をするようになっていたウジェがまたソヨンと関係を修復できたのは凄いな・・・
本当にあの辺の豹変したウジェを見てる時は、息が荒くなるくらい辛かった。
前が優しすぎたから余計に。演技と分かってても見るのが辛かったなあ・・・

サンウもいい人のようなひどい人のような紙一重のところがあるなあって、
ホジョンと結婚すると決めた時に思ったけど、
その妙に冷たいところもあるサンウをパク・ソジンがうまく演じてるなあって思ってました。
このドラマで彼も気になる俳優さんの一人になりましたもん!

犯罪が起こるのも他人に対してより、家族間が実は一番多いんだと聞いたことがあるんですが、近いから、近すぎるからこそその関係性に悩むんだろうな。
他人には期待しない部分も家族には求めてしまうところがあって。

私にとっては、ヒリっとした部分もあるドラマだったのですが、
家族とは?というものに真摯に向き合わせてくれるそんなドラマでした。

見て良かったな!と思えるドラマでした!

 

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