【中国ドラマ】永遠の桃花〜三生三世〜 の感想 ひたすら夜華の優雅さに見とれたよ!

やっとやっと大好きだったドラマ「永遠の桃花〜三生三世〜」の感想に手をつけましたよ~~ まあ実は登場人物はかぶってはいないけれど、天界などの舞台設定はどうやら同じで続編的な位置付けの「運命の桃花~宸汐縁~」を見始めちゃってるんですよね。そして、それとは別に楊洋が主演の三生三世十里桃の映画版であるワンス・アポン・ア・タイム 闘神を見る前にはドラマ版の感想を書いてしまわなければ~と思っているのでありました。そして重い腰を上げてなんとか書いている訳であります。ちなみになかなか書けなかったのはこのドラマがかなり好きだったからですな。なんというかこうあの夜華役のマーク・チャオの素敵さを文字に出来るのか!?私!?みたいな言葉に出来ない気持ちみたいなものが溢れかえってる訳ですよ・・・

そんな感じなのでまずはマーク・チャオへについて存分に思いの丈を吐き出そうと思いますよ。

優雅で物腰も柔らかいのに、凛として揺るがない思いを秘めた夜華。

指先まで美しい所作もポイント。

とにかく一番好きだったのは立ち姿。どこか近寄り難さも持っている。

後ろ姿まで美しいのは一体どういうこと!?古装で後ろ姿が美しい俳優さんナンバー1ですね(個人的な見解です)。黄軒も空海で白楽天役の時に後ろ姿が美しくて見惚れたけど、それ以上に好きだった~!うひょお!

まあそういっても、実はこのドラマでマーク・チャオは墨淵と夜華の二役を演じてる訳なんですが、私が断然好きだったのは夜華だったんですよね~ だから物腰のせいもあるけど、ひたむきに白浅を愛する夜華が好きだったのかもしれません。髭の有無という違いもあるけど、二人の印象が全く重ならなくてその点はマーク・チャオ凄いなって思います。その思いは深夜食堂中国版で更に強くなりましたよ!

そしてもちろん白浅役のヤン・ミーも完璧ですよね。今回は人間の素素役も演じているので、か弱い風情も見せますが、やっぱり彼女は白浅のような気位の高いちょっと気の強い女性を演じてくれるとしっくり来ちゃう。可憐な外見と男勝りな感じのギャップがいいのかな。ともかく好きだったよ~

それともそんな気の強い彼女を絶望的なほどに愛し抜いてしまう夜華が好きだったのかもしれない。

そしてサブキャラも豪華!キラキラだよ!

離鏡役のチャン・ビンビン!こういう異形風のメイクも似合ってしまって恐ろしいほどに美しかったです。ひとりの女性を愛し続けてるのは夜華と同じなのにね。ちょっと気の毒でもあったけど、愛を信じることが出来なかったからこその結果なのかもしれない。玄女もねえ・・・選択を誤らなければもっと幸せになれそうな二人だったのにね。

東華帝君と白鳳九の恋も切なかったな。

ディリラバが演じる白鳳九の傷つくと分かっていても止められない恋心が見てて苦しかった・・・!

少辛役の安悦溪はアン・ユエシーは旋風少女2のヒロインですね!花千骨にも出てたな~

白浅のお兄さんの白真役の俳優さんはどこかで見たことあると思ったら太子妃ラプソディーの九王!于朦胧でしたー いやーお久しぶり~(誰)

そしてこのドラマの裏の主役だったんじゃないかと思うのが、黄夢瑩が演じる素錦。まあこのドラマ、三世に渡って繰り広げられる大ロマンスストーリーなんですけども、あれ?結局のところ、主役の二人に何度も試練が訪れるのってどれもこの素錦の妨害工作のせいなのでは?って気がするんですよね・・・ それが発端となってるというか。そんなことに思い至ってしまったら二人の壮大な愛の物語のはずが普通にメロドラマに思えて来たりもして。おほほ。まあそんなことで、素晴らしい悪役ではありましたな。彼女を見てたら人生諦めが肝心なのかもしれないなんてことも思うのであった。

あと私がわりと好きだったのが、この二人。

子蘭&胭脂の恋。

見つめる先にある彼女とは思いあっていても重なることはない視線。

心優しい胭脂が自立して強く生きていこうとする姿が好きでした。でもきっとそれが出来るのは、子蘭からの愛があったからなのかも。一緒になれなくても確かに思い合う心がそこにあったのだから。

他にも子役の阿離役のハマー・チャンがめちゃめちゃ可愛かったよ(ヤン・ミーとは映画のリセットでも共演してる!)とか色々あるんですが、物語の舞台となる天界の設定がしっかりしているので見ごたえがありました。そこで繰り広げられる壮大な愛は主役二人の美しさもあって、はわ~素敵~と夢見心地にさせてくれること間違いなしのドラマです。よーし映画版も見るぞ~

 

永遠の桃花〜三生三世〜が見れるのは・・・
⇒Netflix








【中国ドラマ】麗姫と始皇帝〜月下の誓い〜 の感想 麗姫が身をもって教えたモノが悲しい

「麗姫と始皇帝〜月下の誓い〜」を視聴終了いたしました!チャン・ビンビン(張彬彬)が主役で出てるしこれは見ないとな~なんて軽い気持ちで見始めたけど、久々に中国ドラマが本領発揮しているのを見たなあ。そう!なんていうかイケメンしか出てこないってやつ。最近はあんまりそういう中国ドラマに出会ってなかったけど、このドラマは私の好きなタイプのイケメンたち&お衣装で最高に良かったです。もちろんヒロイン役のディリラバ(迪麗熱巴)も素敵だったし、ストーリーも良かったんですよ!結構夢中になって見たなあ。

 

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始皇帝・嬴政役のチャン・ビンビンも良かったけど、荊軻役のリウ・チャン(劉暢)も最高でしたね・・・ あの時代のお衣装も素敵で、長身の二人がマント的な外套を着ているのがとっても素敵だった!

荊軻の公孫麗へ向ける優しいまなざしと熱いまなざし。ギャー!

二人の想いが一方的じゃないのも良くて、でも彼への思いがありつつも嬴政に少しずつ近づいていく公孫麗の心。複雑な心の内が伝わって来て美しくも切ない。

でも荊軻への心も一生消えることはないのです。

リウ・チャンはヤン・ミー主演の「リセット 決死のカウントダウン」に出演してる様子。これなら見れる機会あるかな?

嬴政の麗への愛も複雑な形で。確かに彼の心の中に愛しさが存在しているのにどうしても麗の愛のカタチとは完全に重なりあわない。大志や大義を持っている男とというのはどこか人に対して残酷でもあり、実はそれは自分への冷酷さなのかもしれないと思う。

彼は麗が義に篤いからこそ子どもの頃自分を助けてくれた彼女を愛し、その思想を愛しているのに、まさにその部分が他の人に向けられる時には相容れない部分でもあってその矛盾に自分でも気づかずに苦しんでいて。最後に彼女がくれた「大切な人を無くす気持ち」を知った彼は一体何を思ったのだろう。一番残酷なのは麗だったのかもしれない、というのが私の気持ち。

ディリラバも武術に長けた公孫麗役をうまく演じていて、キリっとした表情も立ち居ふるまいも非常に似合っていて良かったです。なんとなく自分の好みが分かってきたのですが、私の好きなヒロイン像は自分の足で立っている女なのかもしれないなあなんて思う。時代劇のヒロインだと特に自分では何もせずに美しいからと取り合いされて周りを振り回しているだけなんて人が多く思えるんだけど、そういうのは好きじゃないみたい。でもこのドラマの麗とか孤高の花の白娉婷みたいに自分も能力や意見を持っている人が素敵に思えるみたい。演じてる人にもよると思うんだけど・・・

あ、あと韓申役のリー・タイ(李泰)もすごくすごく良かったですね。片思いの男というのは描き方によってはただの執着心の強い気持ち悪い人に感じられてしまう事も多いのですが、彼はとても良かったです。だたひたすら麗を守ろうとする彼の姿は美しい。

彼の演技が良かったせいもあるんだろうけど、麗が愛されるにふさわしい人と感じさせてくれたのも大きいのかな。彼らの間に「義」の心というしっかりした柱があったからすがすがしく見えたのかもしれない。いやー韓申良かったわー

リー・タイは「宮廷の秘密~王者清風」にも出ているんですねー メモメモ。

あと何気に素敵だなと思っていたのは、李仲役のヤン・トン(楊彤)ですよー 彼だけは嬴政のそばにずっといてあげて欲しかったのにな・・・
でもそれこそが為政者の孤独というものなのかもしれませんね。

ちょっと不満だったのは、蓋蘭 役のナタリー・チャン(張璇)が武術に長けてるように全く見えなかったことかなあ・・・ ひたむきに荊軻に尽くしてる様子は悪く無かったんですけど、剣を持っても弱そうに見えてしまうのがちょっと残念だったかな。ほんわかした雰囲気の人だったせいかもしれないけど。

 

中国の時代劇は話数が多めでも1話の時間が45分くらいだから見やすくてわりとあっという間に見終えることが出来ていいですね。このドラマもいつの間にかラストまで駆け抜けててビックリ。キャストも登場人物も魅力的で大変興味深く見れて良かったです。清代のドラマとかはよく見てるけど、始皇帝が出てくるのは初めて見たかも。そういうのも含めていろいろと楽しめたな~と思います!

 

 

麗姫と始皇帝〜月下の誓い〜が見れるのは・・・



【中国ドラマ】皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて の感想 皇帝になっても手に入れられなかったのは愛する人

「皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて」の視聴を終了しました。来たー!誰も幸せにならないドラマ~!!!って感じなんですけれど、もうこのドラマはストーリーよりもキャスティングに気を取られるドラマでしたよ。というのも、名家の恋衣の出演者がほとんど出てるんじゃないかってくらいでちょっとビックリな感じなのですよ・・・

 

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監督とか脚本家だとかの製作チームが同じだとお気に入りの役者さんを何度も起用するってこともあるだろうし、配役が何人かかぶるくらいは分かるんだけど、それでもやっぱりマンネリ化やイメージの重複を避けるためにここまで同じにはしないだろうと思うんですよね。そういう意味では私が考える程度の限界なんてやすやすと乗り越えてくるな。さすが中国ドラマ。

ってことで調べるまでも無く、名家の恋衣と同じ監督作品だろうと分かるんですが、監督のウー・ジンユアンは宮廷女官 若曦の監督でもあります。切ないのがお得意なのかもしれないなあ。

さて、という訳で主役の二人はまるかぶり。名家の恋衣とは時代が違うのでまあまだいいかとは思うけど、ハウィック・ラウが康煕帝。ロイヤルトランプと同じ時代ってことですね。あれ?そう考えるともしかして皇太后役が米雪だし、ロイヤルトランプと同じ役を同じ女優さんが演じてるってことかな?

ヒロインの衛琳琅役はジェン・シュアン。うーん。私は彼女が時代劇で演じるヒロイン像があんまり好きじゃないんですよね。シンデレラはオンライン中とか現代劇だとすごく良かったんだけどなあ。時代劇の時はいい人のように見せかけて周りを振り回す役柄の女性に見えて好感が持てないっていう。名家の恋衣とこのドラマがちょうど同じ感じでたまたまそういう役だったのかな。やや特徴がない没個性的なヒロインなので、男性たちが彼女をそこまで愛する魅力があんまり伝わってこない感じなんですよね・・・ もちろん美人なんですけどもね。

そうそう彼女と辛者庫で一緒に働く同僚たちも名家の恋衣オールスターズでちょっと笑っちゃう。ジャン・ユーの妹のフェイフェイやら、ウー・ツァイホンの妹やらが今度は仲間になってます。シャオティエンの弟分のマー・リーが皇帝の側近の小徳子役ですしね。

そして納蘭容若役でチャン・ビンビン様が!辮髪姿が美しい・・・
そうです。私は彼を見たいがためにこのドラマを見ておりましたよ。好き。

主役二人の悲恋よりも納蘭容若の報われない想いが辛い。衛琳琅が友達を助けたいという気持ちを汲んで彼がその友達と結婚することを選ぶという方向性を間違った自己犠牲にひえーってなっちゃう。自分のことを好きだと分かってる男にそれをさせて平気な衛琳琅のどこが良い人なのか分からんな・・・ ちょっとこの展開辛すぎたなあ。泣く。

長慶と芸初の悲恋も悲しかったんですよね。長慶を演じた張曉晨は「月光のイタズラ~時空を超えた恋」でもちょっと悪役で出てたなあ。やや個性的な役が似合いそうで嫌いじゃないタイプ。盗墓筆記にも出てたらしいんだけど、それは覚えてない・・・

 

見始めた時はラストが想像もつかなかったんだけど、そばにいるのに二度と触れられないという悲しみ。そして冒頭のシーンの意味が分かるという。切なさがいっぱい詰まっているので悲恋ものが好きな人にはいいかもしれない。だけど、それでも二人は思い合う仲だったのだから、容若に比べたらマシなのかもしれないなんて思ったりもするのでした・・・ どちらにせよ悲しいな。

 

皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れてが見れるのは・・・