【香港映画】コンスピレーター 謀略 の感想 シリーズ3作目なのに最初に見ちゃったけど楽しめた~

「コンスピレーター 謀略」を視聴しました!オキサイド・パン監督のアーロン・クォック主演の探偵シリーズ3作目です。1作目も2作目も見ていないのに3作目から見ちゃったのであります。その理由はGayo!で配信されてたから。で、アーロン・クォックが主役だし~と思って見始めて、「あれこれってシリーズもの?」と途中で思って調べたら3作目だと気づいたんでした。でも分かりづらいこともなくて前作を見なくても楽しめました!そういえば私が見たことのあるオキサイド・パン監督の作品は腐女子探偵★桂香なんですけど、探偵ものがお得意なのかしら?なんて思いつつ。

 

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アーロンが演じるタイのチャイナタウンで私立探偵をしているチェン・タムが主役の映画です。今回は両親の死の真相を調べるためにマレーシアに行くので、一番多いのはマレーシアが舞台のシーンかな。そしてタムはマレーシアでニック・チョン演じる私立探偵のチョンに協力をお願いするんですが、そこでお互いを探りあったり反発しあったりしながらも一緒に解決していくって感じ。なので今作だけ見たらバディーものという印象が強いですが、今まではどんな風だったのかな?やっぱり比べてみたくなりますね。

まあそうやってチェン・タムが違う国に行って初めて会う人に対し自分が調べたいこと、どうして調べたいのかを説明するので、視聴者もおのずと彼の状況や目的が見えてくるんですね。かつ前作で起こったことなどもある程度まで分かって来ます。どうやら死んだのか失踪したのか分からなかった両親の死体を発見したのだなあということと、親友を無くしたんだなあということ。なので、今作だけ見ても無理なく理解できるようになっています。うまいなー。

そして友情、家族愛、兄弟愛なども描かれていて、よく考えたら盛り沢山の内容だったかも。チョンが双子という設定でニック・チョンの一人二役だったんだけど、これは監督が双子だということも影響しているのかもなー。

カーアクションもあったり、チョンは喘息持ちで詠春拳つかいで、木人拳で練習してるシーンがあるので、イップ・マンを見たところの私は思わず「おー」なんて言っちゃうし、色々見どころがあります。そういう真面目に戦ってるところもいいけど、金網を登ってくる人を長い棒で叩いて落として退治してるシーンとかも面白かった~ ところどころ笑える。

あとはアジアの猥雑な雰囲気、湿った空気みたいなのがとても好きなので、そういうのが画面からあふれてくるのが良い感じで、そこの楽しめて良かったです。

なにげない建物の意匠が美しかったりするんですよね。この扉の花の模様とかとても素敵ですよね。全体的に褐色がかったフィルムの色がまた郷愁をそそるなあ。

 

階段での乱闘シーンでのカメラのアングルとかカッコイイなあと思って見てました。音だけで闘ってるのを表現してたりするんですよね。他にもここぞという時の長回しのシーンとか凄いなと思う部分がたくさんあって、ストーリーもだけどところどころセンスが光るポイントが見ごたえあるなあと思うのでした。結構好きだな~

 

コンスピレーター 謀略が見れるのは・・・

【香港映画】コールド・ウォー 香港警察 二つの正義 の感想 管理組と行動組の攻防から目が離せない!

香港映画の「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」を見ましたよ~ 動員がすごかったと聞いたので期待して見たのですが、期待にたがわぬ面白さ。いやー役者さんたちがみんないいです。それにしても警察組織というのはどこの国でも「現場叩き上げ」派と「警察大学出身の内勤」派の対立の構図がある気がしますね。それがつまりタイトルの二つの正義に繋がるって感じかな。

 

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M・B・リーを演じるのがレオン・カーフェイ。現場叩き上げの方。行動組っていうらしい。

ひえー歳をとったな~とは思うけど、やっぱりカッコイイですね。素敵な歳の取り方だな。演技の幅が広がってるのを見ると歳をとるのも悪くないですねえ。息子のジョーも警察なんだけど、ジョーは過激な方法も辞さないやり方で自分の正義を貫こうとする。私にはジョーの言う正義があんまり理解できなかったかな・・・ 自分の利益のためだったと言えなくもないので、それが含まれると正義を語れなくなる気がする。

ショーン・ラウを演じるのは、アーロン・クォック!彼は渋くはなったけど、あんまり変わってないように思えるかも。こっちが事務出身の管理組の方。このキャスティングどっちもいいよね~ もうこの時点で控え目に言って最高。何より、アーロン・クオックは立ち居振る舞いがピシっとしててノーブルでいいんですよね。保安管理班副長官役がピッタリでした。

この二人が香港警察の次期長官の座を巡って対立しているんですね。それが事件の発端とも言えるのかな。本人たちの意図というよりは利権がらみで周りがしのぎを削っている感じかな。

そして、チャーリー・ヤンも出てた~!キュートだった彼女もすっかり大人の女性で、警察の中でもなかなか高い地位についててビックリですよねえ。

そしてビリー・チョンを演じたアーリフ・リーがなかなか良かったんですよ。警察内の汚職を操作する機関の人の役なんだけど、生意気な口をきいて自分より上官にズバズバと切り込んでいくんですが、いるいる歳が若いのにこういう感じの小生意気な人!って感じでリアルでした。まあでも実はショーン・ラウの手の平の上だったんですけどね。そういう顛末もなかなか小気味が良かったですねえ。お、彼は武則天 -The Empress-に出てるんですね~

 

映画は最初からいきなり警察車両ごと警察官が拉致されて消えるというビックリな展開から始まり、カーチェイスはあるし、対立する二人のにらみ合い(痺れる)、そして花火まで爆発しますからね。ストーリーも面白いんですが、特攻も派手なのでそういう意味でも目が離せない感じ。まあラストは続きがあるよ~って匂わせがあるタイプなんですけど、見るっきゃないって感じですよね。そういえば、保安局の局長役でアンディー・ラウまで出てきてビックリしたな。ちょい役ですけどね。

あっという間に見終わって、あ~面白かった!って言えるテンポもいい映画でしたよー!ちなみに2もすでに見たのでまた感想書きます!

 

コールド・ウォー 香港警察 二つの正義が見れるのは・・・