【韓国ドラマ】僕らのイケメン青果店 の感想 内容は・・・う、う〜んって感じですが、チ・チャンウクの女装はキレイです

なんだかんだと言っていた僕らのイケメン青果店ですが、なんとか無事に1週間で最後まで完走いたしました!

が!全然私好みの内容ではありませんでした!

それなのになぜ最後まで見たのかというと、そもそも周りの人を巻き込んで不幸にした原因(に私には思える)主人公二人がうまくいって幸せになる、なんてエンディングじゃないよね!?ということを確認したかったからです。

だけど、そうだったんですよねー
これってハッピーエンドって言えるのかな?う~ん・・・

 

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主人公二人が好きになれなかったのが、楽しめなかったそもそもの原因だと思うのです。
チ・チャンウクもワン・ジヘも嫌いじゃない俳優さんですが、このドラマの役柄の2人はとてもじゃないけど、好きになれないです・・・

脚本的には、テヤンもジンシムも良い子なのだけど、回りに引き離されたみたいな描かれ方をしたいんだろうなというのは分かるんだけど、そう思えなくて。

妹や仲間がテヤンのことを、正直者!仕事熱心!素晴らしい人!みたいなこというんだけど、正直者はそもそも人の交換日記を勝手に読まないし、ましてや自分に都合が悪い部分を隠したりしないしなーと思ってしまうのです。
そして、それが一因で子供を亡くした母親にそれも妹がわざわざ大切にしていた鶏をつぶして参鶏湯にして持って行って謝ったら許してくれると思うなんてなんか本当に自分の事しか考えていないとしか言いようがなくて・・・
だから、テヤンがソルに「卑怯者」とか言う場面で「君もかなり卑怯者に見えるけどな!」なんて私の頭には浮かんでしまってですね。うーん。

結局、そのまま最後までテヤンというキャラクターを好きになれないまま終わりました。

そして、ジンシムも中学生だったとはいえ、テヤンを捨てる決断を一度してしまっている訳なんですよね。だから彼女が被害者みたいに扱われて、連れて行ったカオンの母親だけが異常者みたいな扱いはどうも解せないなあって。

それなのに、最後に会長に対し「ジンシムは僕がいないと生きて行けないから別れません」というテヤン・・・
いや、ジンシムは君を一度捨てたよ?って思ってしまいましたよ・・・

という感じで、ジンシムも好きになれず終わりました。

最後は二人がきちんとした方法で別れてそれぞれの道を行くというのを期待していたのですが、訳の分からない初恋信奉みたいな内容で終わってしまったので、私的観点ではあーあって感じでした。

ファン・シネが演じた母親のように、悪いことをしてでも必死に生きて行く、というのが他の人から見てもはっきり分かるような人よりも、良い人とまわりに言われているような人が悪気無く言ったりしたりしたことで誰かを深く傷つけているのに本人がそれに全く気づいていないような人の方が実際にはもっと怖い存在だと思いました。
表面上はいい人と言われている人、そして本人もそう思い込んでいる人。
彼女はキレイだったの主人公もちょっとこういうタイプで苦手だったな、と思い出しました。

 

まあでも良かったのは、チ・チャンウクの女装コスプレ!
彼ってかっこいいというより、綺麗とか可愛いって顔だなと思っていたのが、ここで証明されることに!

ティアラ似合います~!

上目遣いも可愛いです!

ついでにシンくんの白雪姫も可愛かったです~

台詞でも言ってたけど、イ・グァンスがあんなにのっぽさんなのに小人役っていうのは笑える!

チ・チャンウクカッコいいとは思うんですけど、ちょっとシニカルというか、皮肉っぽい感じの顔つきのような気がして、このドラマのまっすぐで熱血みたいな役柄はちょっと似合って無いような気がしてしまいました。

ヒーラーはそういうちょっと可愛い顔つきとシニカルな部分とアクションが凄いとかのギャップが良かったから役柄に合ってて好きだったんだなと思います。ドラマの役柄の好き嫌いでカッコよく見えたり見えなかったりするもんなんだな、と思いました。まあ、こういう切なそうな顔は好きですけども。

 

でも、タンビ役のパク・スジンはとても良かったんですよ。カオンというかジンシムよりもタンビの方が魅力的に見えました。
テヨンの妹役のイ・セヨンはどんな役をやっても本当にそういう人に見えるから器用な役者さんだな~と思います。笑うと印象が変わるんだけど、なんでかなと思ったら前歯が大きいからなのかな、と思ったんですよね。だからザ・お嬢さんっていう役より、ヴァンパイア探偵の時の金髪のちょっと悪い子みたいな方が意外と似合うのかも~なんて思って見ていました。
キム・ヨングァンはピノキオの時と同じように超マザコンって感じの役だったな~
日本人の感覚では、マザコンって思っちゃうけど、韓国の方が親を大事にするイメージだから普通なのかな?崖で母親と彼女又は嫁が落ちそうでどっちかしか助けられないってなったら母親を助けそうだな・・・とか思うw

 

結局、テヤンとジンシムの執着心が原因で起こった出来事に回りが巻き込まれたという内容のドラマだったんじゃないかと私は思うんですが、もしかしたらこんなことを思っているのは私だけかもしれない^^;
でも、なんだかドラマを見ると、それに照らし合わせて自分の価値観とかがはっきりと見えてくるようなところがあるのが面白いなあと思います。

でも、「僕らのイケメン青果店」というタイトルはどうかと思うよ!
そんなさわやかな内容では全くないと思うんだけど!!!

 

 

僕らのイケメン青果店が見れるのは・・・



 

【韓国ドラマ】ヒーラー~最高の恋人~ の感想 傷ついた人々がまた前に進み始める物語

結構一気にヒーラーを見ちゃいました!!!
一言でいうと、見た後からもしみじみと心に染み込むようなとても良いドラマでした。今も色々と考え続けています。

表面的には、チ・チャンウクとパク・ミニョンの主役二人のラブストーリーが主体に見えるんだけれど、それぞれの傷を抱えた登場人物達がその傷から目をそらしてその時に止まってしまった時計が癒されることでまた動き始める物語に私は見えました。

だから『ヒーラー』というタイトルがとても効果的なドラマだな、と思います。
闇の運び屋のコードネームというだけでなく、20年前の自主製作の冊子のタイトルというだけでもなく。もっと。

この14話の最後~15話の最初にかけてのところが、ジョンフの時計が動き出した時。
本当に涙が出そうになってしまった。孤独な魂同志の触れ合い。

 

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とはいえ、素直にチ・チャンウクの魅力にもやられましたw
実は今まで避けてたんですよ!ちょっと整い過ぎてて好みじゃないな~ってな具合に。

でも、写真で見るのと動いてるのってやっぱり印象が全然違うものですね。
あんまり運動神経が良い感じがしなかったんだけど(勝手な思い込みですが)、アクションがこれまた良くて、動きが綺麗な人に弱い私はもう最初からノックアウト!

ビルの屋根の上を走って、車を追いかけるのとかね、最高です。
そんな訳ないやんみたいに白けてしまうタイプの方もいると思うんですが、私はなかなか素敵に撮ってて素晴らしいと思いました。美しく構成されてたのでとても良い!
時代劇ではワイヤーアクション的にジャンプして屋根の上にぴょーんってのるのは良く出てきますが、それって昔は屋根が高くても2階建てくらいだからいいけど、現代は高層ビルが多いからその設定はあまり無いんだななんてことを考えながら見ていましたw

ワイヤーアクションは動きが良い人でないと美しく取れませんから、それが綺麗に撮れているだけで、チ・チャンウクが好きになりましたよ!

そしてこんな切ない顔をしている時とか最高。
とはいえ、笑ってるのもパク・ボンスの時のぽよぽよしてるのも、ヒーラーの時のキリっとした表情もどれも素敵で、くるくる変わる表情に目が離せない感じ。
視聴者を容易に感情移入させてくれる人だなと思いました。
今まで避けていた割には人気のある理由がすぐ分かって私も簡単に落ちた!笑

パク・ミニョンも好きな女優さん。
彼女はちょっとガサツな女の子を演じてもちゃんと可愛く見せてくれるし、そして媚を感じさせないところが好きです。
そういうのが見えちゃうとドラマを楽しめなくなっちゃうんですよねえ。

あ~感想を書こうと思ったら、本当にいくらでも感想や思うことが書けそうなドラマですね!何から書いたら良いか分からなくなる~

そして登場人物だけじゃなくて脚本もとても良かったなあと思うのです。
そしたら、シンイと同じ脚本家ソン・ジナということで、なるほどと思いました。
主役の男性像がね、私の好きなタイプなんですよね。
台詞の言葉選びも細やかで好みだし、この方のドラマは私に合うのかも。

好きな場面は、キム・ムンシクの書斎でオ秘書を殺してしまいたいとお前みたいな悪い奴を殺すのはいい事なんだよな?と言いながら、ジョンフが本棚から本を次々と落としてそれを慌てて拾っているオ秘書を見ていたら、こんな奴を殺して殺人者にならなくて良かったよアジュンマありがとう、って言っているところです。
なんだか殺すのを思いとどまる感覚が自然に表されてて、う~ん凄いと思ってしまいました。変に回想シーンとかじゃないのが良いんですよね。

なんだかそういう何気ないシーンで、お!と思わされることが多いです。

ミョンヒがムンシクの家から出て「民主や民主、民主はどこにある」と呟く時、最後にムンホが、元恋人のミンジェの肩を抱いて歩いていくところ、アジュンマが死んだ我が子のために編んでいたセーターを置いて部屋から出るところ、過去の時間にとらわれていた人々が現在や未来へ歩き出す姿を思い出すと見終わった後からもじわじわ来て胸が熱くなるのでした!

ジョンフやアジュンマのように周りから見ても変わってるというような人だけじゃなくて、普通に暮らしているように見える人でも本当は傷を持っていてそれを隠すために考えないようにしている人っていっぱいいるんですよね・・・
そういうのも丁寧に描かれていて、ジーンとする。

そして『ヒーラー』というのは、『人間』なのかな。
人とのかかわりで傷つくこともあるけれど、やっぱり人を癒してくれるもまた人間なのかなって思う。
人と関わることでまた前に進むことが出来た彼らを見て、そんなことを思ったのでした!

色んな角度から楽しめるステキなドラマでした!!!!

 

 

このドラマが見れるのは・・・<





ヒーラー OST (KBS TVドラマ)(韓国盤)