【中国ドラマ】晩媚と影〜紅きロマンス〜 の感想 刺客と影の禁断の恋

晩媚と影〜紅きロマンス〜の視聴を終了いたしましたー こういう世界観がしっかりと形成されている中国ドラマはとても面白くていいですね。こういうダークファンタジーっぽいの好きです。

そして、最近はヒロイン像が男に頼って保身を図るというのではなく、自分自身が戦うというパターンが多くてとてもいいです。男に取り合いされる美人みたいなストーリーのはもう飽きちゃった感じあるかなあ。その点、このドラマでは最初は守ってもらってばかりだった晩媚が成長していくのは見ごたえがあります。演じていたリー・イートンも素晴らしくて、純粋だった頃からどんどん強くなっていく演技も良かったですしね。何より瞳が美しく力があって良い。

まあでも、どうしてもこのドラマを見てると、長安にぽーってなりますよね。こういう風に何があってもあなたを守るって誰でも言われたいよねえ。珍しくこのドラマは主役二人の声はの吹替ではなく、本人の声らしいんだけど、訥々と話す長安の低めの声がまたいいんですよ。あまりにもお似合いな二人を見てると姽嫿城の刺客と影は恋に落ちてはいけないという掟なんて守られるの無理だよ~なんて思っちゃう。ずっと一緒にいて守ってくれる人のことを信頼して愛さないでいることなんて出来ないよねえ。禁断だからこそ燃え上がるというのもあるのかもしれないけれど。

ところで長安を演じていたチュー・チューシアオがあまりにもこの役にピッタリで本当にこんな人なのでは!?なんて気になったものの、うっかり百度を見てたら実際の女性関係ではそういう訳でもないのを見てしまって複雑・・・ まあでも反対に演技が素晴らしいってことだな!そういう事にしておこう!!!

長安とは全然違うタイプの李嗣源を演じるワン・ドゥオも雰囲気があって大変良かったです。晩媚を好きだと実感するまでの彼の心の動きや、実感してからの彼の行動。自分の境遇なりの愛し方が苦しくて切なかったな・・・
ワン・ドゥオはどこかで見たことあると思ったら、幻城ですね。確かにこういう古装ファンタジードラマにお似合いの透明感のある儚い容貌かも。部屋着で髪が乱れて病弱みたいなシーンでの姿があまりにも美しかったです!

あとはパフ・クオも刺客の一人の流光として出演しています。彼女もたくさん大陸ドラマに出演していますね!今回は演じた流光のテーマカラーが紫だったのですけれど、これはあんまり似合ってないかなあなんて思っちゃった。色というよりは彩度の問題かなあ。もう少し淡い色合いの方が映えるのかもしれない。でも流光という役自体はとてもいい役でした。

あとなかなか独特で良かったのは、晋王役のスー・シャオディン。今までドラマで見たことのある皇帝像とはちょっと違って面白かったな。容貌的にもね。ファンタジーっぽさが増して良い感じ。

他にも姹蘿と刑風の愛も実は切なかったし、長安の背景なんかも色々と複雑だったりで、作りこまれた物語は非常に見ごたえもあって見るのが楽しかったです。わりと一気に見ちゃったな。惜しむらくは、晩媚の音が中国語だと「ワンメイ」と美しいのに、日本語読みしちゃうと「バンビ」と濁っちゃってイメージがちょっと違っちゃうことくらいかなあ。でも色彩、小道具など目にも美しく、ストーリーも面白くて好きなドラマでした!

晩媚と影〜紅きロマンス〜が見れるのは・・・





【台湾ドラマ】スクリュー・ガール 一発逆転婚!! の感想 ヒロインの家族がいいよね。

台湾ドラマのこういう系のドラマは同じようなパターンだと分かっているものの見てしまうジャンルの一つなんだな~ それもロイ・チウが主役だと特に外せないんです・・・ という訳で見たのが「スクリュー・ガール 一発逆転婚!!」であります。これはずいぶん前に見終わったんですけど、御多分に漏れずなかなか感想が書けていませんでした。そんでもって、今はすでに「進め!キラメキ女子」を見始めてしまっているので、さすがに先にこっちの感想を書いてしまわないと頭の中で混ざってしまいかねない!それくらい彼の演じる主役像はちょっと似通ったイメージかなあとは思う。

だけど、ロイ・チウはもちろんイケメンというのが魅力の一つであるのは間違いないとはいえ、やっぱり役者としての魅力はそれだけでは足りなくて、演技がいいなと思うのは彼の表情の豊かさのせいだと思う。愁いを秘めた表情などどこか引き込まれてしまう感覚があります。まあ先に愛した人辺りで演技者としての真価を発揮したのかなと思われるのでこれからもっと楽しみですねー

さて、こういう台湾ドラマでいいなあと思うのは、ヒロインがどんなにダメダメ女子だったとしても、暖かく支えてくれる家族や友達の存在が描かれていることだなあ。このドラマでも私はただの社会のねじの一つなんて感じで生きてるスーイーだけど、父や母、妹そしてその夫が暖かいんですよね。主人公よりもサブキャラの描き方の方が国に寄っての特徴が如実に現れる気がするなあ。そういうのも面白い。

そして、ここでは親友役のティア・リーですが、進め!キラメキ女子では意地悪女子を演じてるし、そういうのも多いなあ。このドラマでの意地悪女子的立ち位置のビビアン役のグオ・シュエフーも他のドラマでは逆のヒロイン役も多いですもんね。ヒロイン級の女優さんがそれをやりやすいのも、台湾ドラマでは悪役といってもそこまで徹底的に残酷な人物ではなく、そうなる理由もちゃんと描かれつつ、最後は改心みたいなパターンがが多いからなんだと思う。もちろんドラマのジャンルにもよると思うんですけどね。こういうラブコメではだいたいそうかなって。

あとこのドラマでめっちゃ気になったのは、謎の爽健美茶推し。何かを飲むって言ったらこれなんで、スポンサーなんだろうと思うんですけどね。
それにしてもコンビニで飲むシーンで、これは視聴者への文字の見え方に気を配った持ち方!すごい!そこまで!と思って感心しちゃったな。ほほほ。

あと、このドラマで出て来たこの家屋?お店を他の何かのドラマで見たなあと思ったけど思い出せなくて気になってる・・・ もしかしたら何回か見たこともある気がするんだけど、思い出せない。見た時は、あ~!と思ったのにな。うーん。薔薇の恋だったかなあ・・・記憶が定かでない。

結末は分かっていても見てしまう引力というものが、台湾のラブコメにはあるな~と再確認したドラマ。登場人物みんな好きだったしな。特に私は妹夫婦が面白くて好きだったなあ。時には刺激的なストーリーも面白くて見るのは楽しいけど、こういう平凡だけど暖かいドラマもやっぱりいいんだよな~と思うのでした。

 

スクリュー・ガール 一発逆転婚!!が見れるのは・・・



【中国ドラマ】Burning Ice<バーニング・アイス>-無証之罪- の感想 完成度の高い刑事ものサスペンス

最近、中国の刑事ドラマが面白いと聞きますが、その先駆けとなったのが、このバーニングアイスだそう。話題になっていたので期待して見始めましたが、そも思いを裏切らない面白さでした。好みでしたねえ!

原作が中国の東野圭吾と評される紫金陳(ズ・ジンチェン)で、原作も巧みで素晴らしいのだろうけど、映像化にも成功していると言えるんだろうな。雪に覆われた街、そして俳優さんたちの演技の素晴らしさが非常にマッチして、ドラマの世界に心身ともに引き込まれる感じがする。

とにかく、主役の三人が素晴らしいんですよねえ。もちろん他のキャストも良いんですけどね。厳良(イェン・リャン)を演じた秦昊(チン・ハオ)はもちろんですが、朱慧如(ジュー・フイルー)を演じた鄧家佳(ドン・ジアジア)のどこか薄幸さを感じさせる風情も最高だし、代旭(ダイ・シュー)演じる郭羽(グオ・ユー)の巻き込まれてニッチもサッチも行かなくなる様にああっと思いながらも目が離せない。彼がどんどんと悪に巻き取られて抜け出せなくなっていく姿というのは人間の弱さや欲というものがあまりにも色濃く表現されていて、見ているのが苦しいほど。

あとこのドラマが良かったのは、最初に起こる事件を皮切りにして、それに端を発する事件が続いて行くことですね。なので必然的に登場人物の彼らのこと、事件の内容を深く描いているので、見ごたえがある。どうしても最近の刑事ものというと、本人に関係する事件と同時進行で、他の事件のエピソードも入って来てそれを解決してまた関連のある事件に戻っていくみたいな流れが多くて、それも面白いもののどうしても散漫になってしまう部分もあるので、その点ではこのドラマはミステリーにも没頭できる環境が整っているといえるのかもしれない。

とにかく脚本が緻密で無駄がない。「主人公に関連する人、例えば同僚とか家族とかが死ぬ」というのはミステリーではよく見られる手法な気がしていて、必然性もなく多様されている時が多くあまり好きな展開では無いんです。でもこのドラマでもそれが用いられているものの、ストーリーとしてそこは必然であり、それまでとそれからの厳良の行動にきちんと関連がしているので、納得感があると思える。その点では、同じ中国ドラマの「見えない真実」はピンと来なかったな。というかバーニングアイスの完成度が凄すぎるのかもしれないなあ・・・

ところで、チン・ハオといえばどこかで見たなあと思ったら、ブラインドマッサージでした。黄軒は健常者ながら盲人を演じているのは知っていたけど、彼もそうだったんだなあ。あの映画見てて、誰が健常者だったのかそうじゃないのかなんて全然分からなかったんですよね。なるほど、彼の演技が凄かったんだなと改めて知りました。という訳でチン・ハオの出演作をもっと見ようと思います!そして、ドン・ジアジアも見たことある気がしたら、CHOSEN 終わりなき殺人ゲームでした!ああ、悩みとまどい震えながらもどこか芯のある姿が似合うのかもしれない。その姿がまた美しいんですよね・・・ このキャスティング本当に素晴らしいと思います。

中国の刑事もののドラマを他にも見たんですけど、やっぱりこのバーニングアイスが群を抜いて素晴らしいと思います。私はとてもとても好きだったし、見ごたえがありました。

 

Burning Ice<バーニング・アイス>-無証之罪-が見れるのは・・・
⇒Netflix





【中国ドラマ】シンデレラ・シェフ ~萌妻食神~ の感想 タイムスリップ×アクション×ラブストーリー

シンデレラ・シェフ見ました~ タイトルから想像するほんわかラブコメという予想を覆すドラマでした。タイムスリップ&わりと人がたくさん死んじゃう王朝陰謀ものって感じ。56話って長いなあと思ってたら、前半後半で登場人物がすっかり変わって舞台も変わる感じなんで2部構成っぽい感じで飽きないのはいいんですよ。だけど、その内実は、サブキャラたちが前半でほとんど死んでしまって、登場人物がほぼ入れ替わるからなのでちょっとビックリしたよ。まあそのせいもあって戦うシーンが多いのでアクションは結構見ごたえありました。うん。いやほら、シェフが出てくるのか~って思って見始めてるから、え?そんなに人が死ぬんですか?って驚くよ!

だからといって、ドラマが面白くなかったかというと、私は嫌いじゃなかったので割とあっという間に見ちゃいました。想像とは全く違ったけど、結構面白かった!

ヒロインのチェン・ダンニーはなんとなくきゃりーぱみゅぱみゅに似てる気がする。超絶美人~って感じじゃないけど、キュートで良かったです。演じてた葉佳瑶(イエ・ジアヤオ)役はサバサバしてたところが、私は好きなタイプのヒロインだったので、そういう意味ではとても見やすかったな。

そのジアヤオがタイムスリップしちゃうところからお話が始まるんですけど、数多あるタイムスリップ物の中でも、ちょっと珍しいのはタイムマシンでタイムスリップしちゃったことが本人も分かってるところかな。他のドラマではだいたい偶然の産物って感じで、過去に来ちゃった!!って狼狽えるところから始まるけど、ジアヤオはその点はあっという間に馴染んで、それにまた戻れるって思ってるから旅行気分で楽しんでる感じなのがちょっと新鮮かな。結局なかなか戻れないんだけどね。

それよりも何よりもこのドラマを見てて楽しかったのは、夏淳于(シア・チュンユー)役のシュー・ジーシェン(徐志賢)が大変カッコよかったからだろうなあ。なんでしょう、眉をひそめてる顔が最高に良いんです・・・ 体格もいいし、真っ白い古装の衣装があんなに似合っていいんですか!?ってブルブルしてました。す、好きなタイプ~ アクションの時もなかなか良い動きで、美しかったですよ・・・ スタントさんの場面もかなりあるとは思うんだけど、彼自身だとわかるところでもキレの良い動き・・・ お衣装さばきがとても良いんだなあ。

ところで、ドラマの中でもジアヤオがチュンユーに「タイで活躍してる俳優のシュー・ジーシェンに似てる」なんていうセリフもあったので、ふむふむ、タイで活躍している中国人俳優さんなんてのもいるんだな~なんて思って調べてみたら、シュー・ジーシェンはタイと台湾のハーフなんだって~ 韓国でVICTORっていうグループで歌も出したりしてるし、タイでもドラマに出演してるし、タイ人の奥様もいて、娘ちゃんもいるらしい!国籍もタイみたいだし、どちらかというとタイでの活動がメインなのかな~ 彼が出演してるタイのドラマも見てみたい~ でも古装が素敵だったからなあ。お洋服だったらまたイメージが違うのかしら。まあとにかく、中国ドラマを見ていたらどんどん新しいイケメンが降って沸いたように出てくるので凄いなあなんて改めて思うのであった。

あと、私が大好きな古惑仔ネタが出てきたのが嬉しかった!邦題は「欲望の街」かな?きっともっと知ってたら、なるほど~っていうネタがいっぱいあったのかもしれない。他は分かんなかったけど!

ストーリーは、割と盛りだくさんな感じで、色んな要素を詰め込んでありますけど、割とバランスが良いかも。主役の二人がどちらも思いあってる癖になかなか心が通じ合わないのもラブストーリーの王道って感じで良いし、チュンユーの正体とか、ユーワン殿下の陰謀などがちりばめられてるので飽きることが無くて楽しめました。なんか凄いな~と思いながら見てたら終わってたって感じ。ハッピーエンドなラストも良かったです。ドラマの中だけど、幸せになって欲しい二人なのでした!

 

シンデレラ・シェフ ~萌妻食神~が見れるのは・・・







【中国ドラマ】マッドハウス(病人院)8話まで の感想 怪しげな療養院に隠された秘密とは?

アマゾンプライムで新しく配信された中国ドラマを検索してて見つけたマッドハウス。主演がリウ・チャンと知ってこれは見るしかない~と思って見始めたんですが、怪しげな療養院を舞台に進むストーリーがなかなか興味深くてなかなかいいじゃん!と思って見てたんですよ!麗姫と始皇帝ではリウ・チャンに心をズキュンされたものの、この前見たリセット 決死のカウントダウンではイマイチ役柄に合ってると思えなくて残念だったのですよねー でも、このドラマでは白衣も似合ってかっこいいし、能力はあるけどちょっと軽いともいえるノリのモン・ナン役もいい感じ!

そして、全8話だったらあっという間に見れていいわ~なんて思ってたんだけど、7話くらいまで見たところで、これどう考えても8話で完結する内容じゃないな・・・と思い始めて調べてみたら!

本当は24話まであるドラマだったんですよ!!!!!

ちょっとちょっとどういうこと~アマゾンプライムでは今のところ8話までしか配信してないんですけど!これって徐々に続きの話も更新されるんでしょうか・・・?こんな先が気になるドラマを途中までで配信開始するなんて、マジで辛いからやめてほしい。気づいたら先の話まで更新されてることを祈ってます。お願い。

モン・ナン自身もだし、出てくる出演者すべて謎が多くて、敵か味方かも分からない状態。同僚の研修医のムー・スーファンもまだ実態がつかめないんだけど、モン・ナンはいつの間にか惹かれ始めて・・・という感じで、思わず彼女にキスしてしまうんですよ。そういう二人の関係もどうなっていくのかドキドキしてるんですけど、8話までしか見れないので気になって眠れない(大袈裟)

モン・ナンは本当の医者ではなく、「共感覚」という触れた人や物の過去に起こったことを見る力を持った能力者で、ある任務をもって久山氏療養院に忍び込んでいます。そういう設定のせいもあって、心理学的に説明できるような事件だけでなくてちょっとオカルトっぽい風味もあるかな。練りに練られたというよりは少し粗さもある脚本のような気もしますが、療養院のセットが不気味だったり、役者さんたちも怪しげな雰囲気を存分に醸し出してくれてるので、全体的には悪くないな~というのが今のところの感想。

撮影場所は四川の江堰だそうなのですが、町の風景がこれまたいいんです。中国の昔の街並みが残ってるところなのかな?上空から映した風景が素晴らしかったです。モン・ナンがバイク?で山道を上り下りする風景も鬱蒼と茂った木々が美しくも恐ろしい空気感を高めてくれます。

出演者はちらほら見たことある人も。患者の妹役で高洋を発見。紅楼夢とか美人心計王者清風擇天記(めっちゃ見てるな!)で出演してましたね。現代劇では初めて見たな~

そんな感じで、今のところかなり好感触で面白いな~というドラマであります。なんといってもまだ療養院の秘密とか謎とか何も明かされてないんで、先の話が早く更新されることを望んでいますが、それがない場合はなんとか中国語で見るしかないのだろうか~ 早く続きが見たいよ~

 

マッドハウスが見れるのは・・・