【中日香台合作映画】台北に舞う雪 の感想 台湾の菁桐の風景が綺麗だったな~

「台北に舞う雪」を見ました。台湾映画だと思ったら、中国・日本・香港・台湾の合作映画なんですって!日本人俳優は出演しませんが、脚本や製作総指揮に日本人も名を連ねています。そうそう「台北に舞う雪」のタイトルを聞いて特に何も感じなかったんだけど、映画を見ている途中でそうか例えば沖縄に雪が降るかどうかといったら何十年に一回とかしか降らない訳で、それくらい滅多にない奇跡って意味があったんだな・・・とようやく気づきました。想像力が足りないな~と自戒しちゃう(^^;

 

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さて、この映画を見ようと思ったのは、モー・ズーイーとチェン・ボーリンが出てたから!モー・ズーイーは台北ラブストーリーですっかりファンになってしまったんですが、日本で見れる彼の出演作があまりないみたいなんですよね。なので見つけたら逃せない!

だがしかし、この映画はモウ役のチェン・ボーリンとメイ役のトン・ヤオのための映画って感じでした。ひたすら美しい風景の中で惹かれあう二人を美しく撮影してるってイメージ。

この映画の中のチェン・ボーリンは優しくてよい人って感じはすごく出てましたけどね。う~ん。いいんだけど物足りないねーなんて思いつつ。いつか、またとかのが良かったな。

トン・ヤオはチャン・ツィイーに似てるって言われてるらしい。目が印象的ではあるけれど、この映画の彼女は私のアンテナにはピンと来ない感じかな。メイは新人歌手なんだけど、好きなプロデューサーが自分のことを構ってくれないから声が出なくなって失踪するという。ただの構ってちゃんとも言える。

モー・ズーイーは新聞記者の役でした。なんだったんだろうね?まあでも彼も菁桐に行って好きな人が出来て良かったね、くらいしか言うことが無いのであった。

とにかく菁桐の景色は緑が濃いし、お祭りの風景も美しいんだけれど、そこで生活している人々のことをあまり描かないのでただ美しい絵を見ている気になる。それとも突然そこに行ったメイの視点でわざと菁桐を描いているから生活している人ではなく通り過ぎる人が見る風景なんだろうか?それなら分かる気もする。それくらいなんだか現実感が無い。妙にファンタジー感があるのです。それとも観光PR映像っぽいともいえるかも。

そういう感覚のある映画だったな、と思うのでした。まあ「雪」の奇跡も起こるしなるほどねという感じはありましたし、細かいことを考えずに主役二人の恋愛を素敵ね~と思って見れたらそれはそれで良いのかもしれない。でも私の心にはストーリーは何も残らなかったかな。ただ菁桐の風景の美しさだけが残った感じでありました。

 

台北に舞う雪が見れるのは・・・



【台湾ドラマ】台北ラブ・ストーリー/美しき過ち の感想 丁寧に描かれる感情表現が素晴らしい

有名な俳優さんが主役という訳でも無いし、本当になんとなく見始めたドラマだったのですが、とてもとても良かったんです。
こういう出会いがあるからやっぱりドラマを見るのは楽しいな!と実感しました。

お父さんと息子が同じ女性を好きになってしまう・・・というあらすじを見ると、不倫もの!?と思ってしまいそうですが、そんなイメージで想像してしまうようなドロドロしたものは全くなく、台湾の美しい風景をバックに描かれるのは、普通に生きているように見える人々の色んな思い。

それぞれの登場人物に向ける視線がとても優しく、だからこそなのか俳優さんの演技も素晴らしくて話が進んでいくに涙が止まらない回もありました・・・!




ちょっと長回しの撮影が多くて、映画っぽい感じも素敵なんですよね。
台湾映画を見た時と似ている感覚があって、よくあるアイドルが主役で出ているドラマとは一線を画したイメージです。

あと、主役のマンチン役のリン・チェンシーの歯並び、ユーエン役のモー・ズーイーほくろがいっぱいある顔が自然でとてもいいです。
やっぱりそういう自然体ってなかなか美しいなあって思いました。
美しさの基準は人によって違うだろうけど、そういう部分も好感が持てるなあって思ってドラマを見ていました。

一番演技で印象に残ったのは、モー・ズーイーかなあ・・・
最初はちょっと気の利かない不器用な男子って感じなんだけど、実はかなり辛い経験をしていたというのが分かってくると、垣間見せる傷ついた表情や、影のある表情、涙を流すときの繊細な演技にすっかり釘づけになります。
この人、きっと殺人犯とかそういう狂気の演技も出来そう・・・と思って見ていたら、ちょっとだけそういうシーンも出て来て、確信が持てました。
気になる俳優さんに躍り出たなあ。他にも出ているドラマがあったら見てみたいです。

あと、マンチンの3人のお母さんがまた良いんですよね。
名前が凝ってるというか、往年の華流系の有名女優さんの名前なんですよね~
マギーはマギー・チャン(張曼玉)で、チンシアは、ブリジット・リン(林青霞)で、チェリーはチェリー・チェン(鍾楚紅)!
彼女たちはホステスという設定だったので、これは源氏名なのか本名という設定なのか?って感じだけど、知ってる人から見ると、お!って思うようにできてるんだろうなあ。
ちなみにチンシアは台湾ドラマでよく出てるリン・メイシュウで、チェリーは君には絶対恋してないのお姉さん役だったシャオシェンで、人情溢れる。良いです。

それから、アニキに恋してに出てるチェン・ユアンがここではちょっと意地悪な女の子を演じてます。
意地悪な可愛い子っていいよね・・・似合う。
でも徹底的に悪い子って感じじゃなくて単純で裏表がなくて思ったこと全部口に出ちゃうって感じだったからそれもドラマに深みを与えてたのかもなあって思う。

台湾でのタイトルが『罪美麗〜An Innocent Mistake〜』で日本のタイトルにも『美しき過ち』が入ってるんだけど、この罪っていうのは、パパがマンチンを好きになってしまったことだけじゃなくて、後妻が犯した罪も愛ゆえなんだろうし、そういうのを全部含んでるのかな、って思いました。

台詞も含蓄のある言葉が多くて、何度か見たら、その度に心に残る部分が違うかもしれません。
本当にとてもとても素晴らしいドラマでした!オススメ!

そういえば、エンディングの声がパパの声に似てるなと思ったら、やっぱりパパが歌ってるみたい。歌手なんですかね?
挿入歌とか歌も素敵でした!

 

台北ラブ・ストーリー/美しき過ちが見れるのは・・・