【韓国ドラマ】危機一髪!プンニョン・マンション の感想 出てくる人みんな隠し事があって疑わしく見える~

「危機一髪!プンニョン・マンション」を見ました!登場人物がみんなどこかあやしいブラックユーモアサスペンスって感じのストーリー。みんなそれぞれ隠し事があるんですよねえ。黄金を探す部分とかがちょっといいかげんな興信所と似た感じの部分もあるかな。音楽とか効果音の感じも似てるように感じたんだけど、まあそれは時代的なものかもしれませんねー このドラマは宝のありかのキーになるのはシン・ハギュン演じるオ・ボッキュということが最初から明確なので、彼をだましてどうやって黄金を手に入れるかとという心理的な攻防が陰で繰り広げられるのが面白いです。

 

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シン・ハギュンと言ったら、癖のある役を演じてるという勝手な私のイメージがあったんですが、このドラマでは一番純粋でまわりの企みから蚊帳の外って感じの存在でしたね~ でもちゃんとちょっととぼけた感じのいい人に見えるのが凄いなあ。そのいい人感があるおかげでイ・ボヨン演じるユン・ソリンや他の人が余計に疑わしく見えるという相乗効果があるって感じ。

売れない役者役なので、日本の武士役の役をもらって演じてる設定なんだけど、ちょんまげのカツラの形が微妙に違う~って気になってしまう。そういうの気が散るよねえ!笑 おとぼけ感はアップしてたのでまあいいんだけども。

イ・ボヨンもとても綺麗で良かったな~ アイメイクのせいかとても色っぽくて綺麗だったな。いちばん最近見たドラマがmotherだったので、それと比べちゃったのでとても若い!って思いました。ユン・ソリンがお金が必要だった理由が、弟の病院代だったので、根っからの悪者じゃなかったので、ラストでオ・ボッキュとユン・ソリンがハッピーエンドになりそうな予感をさせる終わり方はまあ良かったかなあ。

パク・ソンイ役だったカン・ビョルの女子高生役がとても可愛かったなあ。何かを企んでる人達の中で明るくてちょっとおバカな存在が良かったな。でもユク・ハグン(パク・ヒョジュン)とつき合うようになる展開はビックリしたけど!

あと結構好きだったのは、101号室のキム・ピルチュン(チェ・ジュボン)とイ・スニ(パク・ヘジン)の偽装夫婦。最後はウェットスーツ着てまで黄金を探しに行こうとしてたのが最高よね。黄金への飽くなき探求心がすごくてそういう生きがい?があったら長生きしそうだなあなんて思った!笑

 

黄金がどうなるかの顛末がちょっと物足りない気もするけれど、なかなか面白かったし、そんな風にコメディーっぽいところもあるのにたくさん人が死んだのにはちょっとビックリもして妙にサスペンスっぽくなったりと色々な要素を詰め込んだストーリーでしたね。3人組の犯人のボスは誰か分かりやすくてちょっと残念だったかな?でもまあ登場人物が沢山いたけど、それぞれ個性的で人物描写はしっかりしていたので、わちゃわちゃ感を楽しめたのは良かったかなーと思います!

 

危機一髪!プンニョン・マンションが見れるのは・・・

 

【台湾ドラマ】共犯 の感想 孤独な魂が泣いている

学生の頃は、学校が世界のすべてで、そこではみ出してしまったらどこにも居場所はないのだと思ってしまう。そんな年齢の子たちが主人公なのが台湾映画の「共犯」です。一人ぼっちになりたくない、仲間が欲しいという切実な気持ちが事件を引き起こしてしまう。彼らの孤独な魂が泣いている、そんな風に感じる切ないストーリーでした。

 

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台湾映画はどこかナイーブな空気感があるように感じるのは、それは国の置かれた立場だとか、自然だとかそういうものも関係あるのだろうか?映画によってストーリーは全く違うのだけど、それでも似た空気感があるように思う。他の国の映画でもその傾向はある気がする。台湾の山や木は匂い立つような緑で、少し湿った空気がむせ返りそうに濃厚なのは南国特有の空気なのかしら。

自殺した少女、その死体を目撃した3人の少年、カウンセリングを受けさせられた3人はその少女の自殺がいじめによるものだと思い、その相手を探して彼女の代わりに仕返しをしようとする。でもそれは仲間が欲しかったホアン・リーファイのでっちあげだった・・・ それが思いもよらない結果を生んでしまう、というようなストーリー。

ちょっと独特の描き方なのかもしれないんですが、繊細な彼らの心の動きがじわじわと切なく胸に迫ってくる映画でありました。大人になったら忘れてしまうような感情なのかもしれないけれど、あの頃には切実で。事件を解決するとか、仕返しをするという同じ目的で動くと結束って固くなるんですよね。それがタイトルの共犯に繋がるのかな・・・ だから目的を作り出すことで仲間で居続けようとしたホアン・リーファイの気持ちが私には分かる。正しい事ではないとしても彼は3人で仲間でいたかったんだろうな・・・

若くどこか脆い彼らと、美しい映像がマッチしてなんだか詩を読んでるみたいな気がしました。6人の主要キャストの中で演技経験者は2人だけなんだって!他の4人は演技が初めてということなんだけど、見てる時にはそんなことは全然分からなくて、みんな良かったですよ。特に男の子3人がそれぞれの役に合ってて違和感が全くなかったな。もしかしたら、むしろそのせいで演技経験者の二人がちょっと技巧的過ぎたかもしれない。他のメンバーは素直にそのまま自分から役に似た部分を引きだしたっぽい感じがするのだけど、ホアン・リーファイ(ウー・チエンホー)とチュウ・チンイー(ウェン・チェンリン)は役を演じてるって感じなんです。なんとなくなんですけどね。

いじめられっ子役のウー・チエンホーは、ちょっとあざとすぎたかな・・・ おどおどした感じとか上手に演じてるんですけど、いかにも何かを企んでるっぽ過ぎてね。もうちょっと癖のある感じを減らしたらベターだな~なんて思いつつ。初めて見たわ~って思ったらショコラに出てたんですって。じゃあ見たけど分かんないと思って調べてみたら、阿栗役の人だった!この映画とはまるで別人だ~そりゃ分からないな。

 

どうでしょう?繊細な彼らの心の動きに共感が出来ないとなんじゃこりゃって感じなのかな?私はわりと感情移入してしまって、彼らが普通に歩いている姿を見ても声にならない慟哭が聞こえてくるような気がするのでした。そんな切なく苦しい余韻が残る映画でありました。

 

共犯が見れるのは・・・

【中国ドラマ】女医明妃伝~雪の日の誓い~ の感想 どんな世界でも初めての存在はなかなか認められなくて大変!

「女医明妃伝~雪の日の誓い~」を見ました!もちろん目当てはホアン・シュエン(ホアン・シュアンとどっちの発音がいいのか悩むんだなあ・・・)で見ましたよ~ 実在の女医、談允賢がモデルなのだそうですが、皇帝とその弟でのちの皇帝に愛されるようなストーリーってところはほんまかいな?って感じだけどどうなんだろう。しかしいつの時代も「初めて」のことをしようとする人に世間の風当たりは強いもので、それにもめげずに自分を信じて進んでいく人がだけが道を切り開けるのだなあとそんなことを思いました。

 

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それにしても、明のような昔の時代に女性が男性より低く見られているというのは、知っていたけれど、「医者」という仕事自体も低く見られているようだったのは意外でした。現在なら人気の職業だし、命を救う尊い仕事だと思われていますよね。そうか時代の移り変わりとともにそういう意識もどんどん変化してくものなんだと考えたら、今の自分が絶対と思っていることなんて本当は全く絶対的な物ではないんだろうな・・・ 心も頭も柔軟にしておきたいものですねえ。

いや~それにしても允賢(リウ・シーシー)はモテモテだったねえ!二人の皇帝に愛されるってすごいな・・・ いやあ二人だけじゃないか、エセンにも愛されてましたね。允賢に対してエセンが言ってた「明では女性が医術を学ぶというと色々と言われるが、草原だったら誰も文句は言わないから好きなことをすればいい」っていうの、本当に彼女みたいなタイプは因習に縛られずに自由に生きられる方がいいような気もしたけど、まあそこに愛は無いから無理かな。でも結局、祁鎮と祁鈺のどちらが本当に好きだったんでしょうかね?祁鎮に皇后がいなかったら、允賢は自分の気持ちをセーブすることなく、彼を愛したのかもしれない。それとも本当に家族のような愛情だったのかな・・・ 愛の形は人それぞれ色々ですからね・・・

後宮のイザコザとかは大してなかったけど、皇太后が幅を利かせて画策してたので皇帝も大変だよなあ。人が良すぎても簡単に騙されるし、疑り深過ぎても疑心暗鬼になりそうだし、難しい地位なんだなあ。面白かったのは、祁鎮(ウォレス・フォ)と祁鈺(ホアン・シュエン)のそれぞれの変化ですよね。捕虜になったあとにすっかり思慮深くなった祁鎮と、暫定的に皇帝になったあと欲を持ってしまう祁鈺と。権力というものは一度手に入れると手放すのは難しいのですね。でも結局その欲が招いた結果は哀しい末路でした・・・

それにしても何度も笑ってしまったシーンがありまして、それはショックを受けるとやたらとすぐに吐血して倒れるとこですよ。祁鈺が允賢が死んだと聞かされてショックを受けていきなり血を吐いた時は、ちょっとー!って思いましたよ!その後も他の人もやたら血を吐いて倒れるんで、その場面になると「またか!」と思って笑ってしまうのであった。面白シーンじゃないのに!困る!

でもラスト近くに祁鈺が毒にやられてしまった時の病みやつれた姿のホアン・シュエンの迫真の演技は素晴らしくて、彼もちゃんと体全体が本当に弱った人の動きになるのですよね。メイクだけじゃないのです。やっぱり好きな役者さんだなと改めて思いましたよー

あと皇后役の李呈媛がめちゃめちゃ綺麗だったな。まさに聡明な女性って感じで皇后役にぴったり。あ~!お昼12時のシンデレラに出てた人か~ フォン・トンのことが好きでリャンリャンの邪魔をしてた人!同じ人って分からなかった~ 古装片の方が上品さが際立っていいかも。洋服だと寂しそうに見えるかな・・・

 

さて、リウ・シーシーは芯が強くでも見かけは大人しそうに見える、そんな役が似合いますねえ。安定感のある演技でしたし、ウォレス・フォもホアン・シュエンもどっちもとても素敵だったし、衣装も素晴らしかったし、なかなか楽しんで見れたドラマでした。50話と長かったけど途中で飽きることもなかったな。恋愛だけじゃなくて医術のエピソードも沢山盛り込まれてたからかな!

 

 

女医明妃伝~雪の日の誓い~が見れるのは・・・


    

【韓国映画】恋は命がけ の感想 霊も出てくるけどコメディー要素の強い楽しい映画でした~

映画の「恋は命がけ」を見ました!着実にイ・ミンギ出演作を見るっていうのを達成して行っています。ただU-NEXTにせっかくTSUNAMIがあったのですが、これだけは手が出せなかった・・・ パニック映画系はちょっと苦手なんだな・・・ パンデミックとか竜巻とか今のところ日本で実際に起こったのを私が見たことが無い災害ならあまり臨場感を感じずに見られるのですが、地震関連は怖くて見れないなあと。まあそこを無理してまで見るものでもないですしね!映画は娯楽として楽しもうっと。

 

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この映画は、イ・ミンギお得意のラブコメって感じなので安心して見れました。ホラーっぽい雰囲気のマジックショーで人気のマジシャンと、霊につきまとわれてて霊が見えちゃう女の子のストーリーです。その女の子(ヨリ)は、高校時代に死にかけた体験があって、その時に親友よりも先に人工呼吸を受けたから助かったんだけど、次に人工呼吸を受けた親友は死んじゃったんですね。その時からその親友の霊がヨリのせいで自分が助からなかったからと彼女を幸せにするものかと付きまとって、彼女のまわりにいる人たちに危害を与えるんですねえ。だからヨリは友達とも電話だけ、彼氏もいないし、家族も外国へ移民しちゃって、独りぼっちで寂しく生きてるんです。でもマジシャンのジョグ(イ・ミンギ)と恋に落ちて・・・ってなストーリー!

恋の障害が「霊」なんですけど、ヨリに恋人が出来るのを阻止しようとするので、付き合い始めたらジョグが次々と危ない目に遭っちゃってね・・・ 看板が落ちて来たり、事故に遭ったりと正に命がけの恋なんですよねー。でも、付き合うってなった時にヨリがジョグに「保険に入ってね」って言うところは面白かったな!

やっぱりイ・ミンギってお茶目なちょっと頼りないような男の子役が似合う気がする。悪人役もいいんだけど、メイクでなのか、演技でなのか全く違う顔をする。で、この映画ではちょっととぼけた風味のある男の人の役なので、持ち味が存分に発揮されている感じ。暗闇で霊におびえる表情とかめっちゃ可愛いんですよね。
あ、でもマジシャンとしてステージに立ってる時のアイラインばっちりのメイクだとカリスマ感がやっぱりあるし、この映画ではどっちも見れていいね!

ソン・イェジンもとっても可愛い。暗い雰囲気を醸し出してみてもやっぱりどこか印象的だからジョグがヨリを好きになっちゃうの分かるわー。まあいつの間にそんなにも好きになっちゃってたの?って気はしたんだけどね。そこまで有無を言わさず惹かれてしまうっていうほどの説得力は感じなかったかなあ・・・ 最後にやっぱり無理だから別れるって決めたときにジョグが「愛してる」って涙をボロボロに流して泣いてるのを見たときはそんなに好きだったのか・・・知らんかったって思っちゃったのねえ。

ジョグの元彼女役を演じてたユン・ジミンはずいぶんと年上に見えたけど、クールな彼女というイメージで落ち着いた人を選んだのかな?いまいち二人が恋人同士に見えなかったなあ。ユン・ジミンは、キャリアを引く女でちょっと曲者のチョ・イェリョンを演じてた人ですよね。一度見たら忘れない顔だな~ クールビューティーって感じでわりと好きですけど!

ヨリの友達たちも面白キャストだったし、霊は出てくるけどそんなに怖い訳でもなく恋愛のスパイス要素くらいの位置づけだから楽しく見れる映画ですねー。イ・ミンギもかっこいいし満足しました~

 

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【香港映画】少林サッカー の感想 チャウ・シンチ―映画のおじさん達はどうしてこんなに魅力的なんだろう!?

やっと「少林サッカー」を見ましたよ~!いやもう単純なストーリーなんだけど、よくできてて文句なしに面白いですなあ。008よりも更に万人が楽しめる映画のような気がしますね。しかしチャウ・シンチ―映画にはいつもおじさんが沢山出てきますけど、ほんとただのおじさん達なのになんでこんなに輝かせるのがうまいんだろうって感心します。ほんと美人も出てこないし(出てるけどみんな変なメイクとか扮装だし)イケメンも出てこないのに(チャウ・シンチ―は実はイケメンだと思うけど)こんなに惹きつけられちゃう映画ってすごいななんて思う。

 

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シン(チャウ・シンチー)の足の脚力も凄いけど、他の兄弟弟子たちのそれぞれの技も面白くてもうずっと笑ってました。でも爆笑っていう感じじゃなくて、あはははうふふふみたいなゆるい笑いがずっと続く感じなのよね。すごいパンチを一撃食らわせられてノックアウトって感じの笑いじゃなくて、ジャブの応酬で最後には面白くてもうだめだパタリみたいな気分ですね。

ほんとに画面にいるだけで面白いおじさんたちがいっぱい出ててね。監督のファンやクのン・マンタとか、鉄の頭のウォン・ヤッフェイとかはチャウ・シンチ―の映画の常連ですよね。他のメンバーも味があるというか個性的というか、言ってみれば美しい絵柄ではないのに(失礼!)好きでたまらないって気分になっちゃう。

あと敵チームになぜかカレン・モクやセシリア・チャンが出て来たり、ヴィッキー・チャオもぶつぶつのあばた顔の人の役だし、オシャレしようとしたのにボディコンみたいな肩パットの入った服とドぎついメイクになっちゃったり、スキンヘッドになったりでまともな顔の時が全然ないし~~!あ、でも最後に出てきた雑誌の看板だけまともだったかな。でもそれって写真じゃん!笑

 

ストーリーも単純で分かりやすいけど、ちゃんと筋が通ってて勧善懲悪で気持ちよさがあるのかもな。おじさん達が自分の能力を発揮する正しい手段を得て活躍するっていうのは、見ている側が何者でもない自分に重ね合わせて元気をもらえるっていうような要素もこの映画にあるのかな・・・なんて思いました!

まあとにかく単純に面白くて素敵な映画ですよね!面白かった!

 

 

少林サッカーが見れるのは・・・