【台中香合作映画】黒衣の刺客 の感想 とにかく映像が綺麗ですー!

台湾の巨匠ホウ・シャオシェン監督の手掛けた武侠映画ということで見たのが「黒衣の刺客」です。カンヌ映画祭で監督賞を受賞したらしいし、期待して見たんです・・・が、半分満足、半分訳分からんという感覚に陥りました。

満足な部分はとにかく映像が美しい。例えばあるひとつのシーンが素晴らしかったと心に残る映画は沢山ありますが、この映画はどこをどう切り取っても美しいのです。コマ送りにして静止画として見ても隙が無いんではないだろうかというように美しい絵画を連続して見てるような気分です。監督の美意識の高さというものを堪能できるという点では完全に満たされました。

 

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不満足な部分は、とにかくストーリーがよく分からないことですね・・・ 視聴後にあらすじとか検索してしまいましたもん。視覚に訴えて感情等を表現することに重きを置いていると思われるので、セリフも最小限なので余計に分かりづらいです。頭に???をいっぱい浮かべながら見ちゃったなあ。

原題が「刺客 聶隱娘」で、つまり中国では有名な古典である「聶隠娘」を元にして作られているようなので、これはきっと中華圏の人だったらこのストーリーを知っているんだろうなあと思われます。そういう基本知識があって見たら問題なく理解が出来るのかもしれないですね。映画祭ではプレスシートにあらすじがのってたりするから、そういうのを見て大まかなストーリーが頭に入っていたら他国人でも分かりやすくていいのかもしれない。

私はそういう知識がなーにも無しで見たので、唐突に思える部分も多かったです・・・ 誰が誰やらよく分からない・・・って感じで、でも映像は美しいなあ・・・と思って見てました。

チャン・チェンはこういう古装がとても似合いますね。本当に色んな映画に出演しているけど、監督が使いたくなる俳優さんだろうなと思う。イケメンとかそういう部分とはまた違うんだけど纏う空気感に独特の雰囲気がある。そこが魅力的。

スー・チーの凛とした佇まいが非常に良かったです。音もなく忍び込み、そこに立っている姿。彼女の立ち姿の美しさが無かったらきっとこの映画は成り立たなかったのではないかと思います。悲しく物憂げな表情が記憶に残ります。

 

という訳で、これからご覧になる方は大まかでいいのでストーリーを調べてからの方がより楽しめるかもしれません。

妻夫木聡も出てくるんだけど、何してる人なの?何者?みたいな感じで最後までよく分かりませんでしたし、二役なの?違う女性なの?みたいな人もいたし、やっぱり一回で理解するのは難しかったなあなんて。あとで調べて分かるのもいいんですけど、それが一部分くらいだったらいいけど、全体を通してなのがちょっと辛い感じでしたかねー。いや良かったんですけど、ね。そんな感じ。

 

 

黒衣の刺客が見れるのは・・・





【韓国ドラマ】スリーデイズ 3days の感想 悪役サイドのキャスティングが好みだった!

3daysの視聴を終了しました!タイトルを見てそしてパク・ハソンも出ているのを見てちょっとTWO WEEKSを思い出したんですけど関連があるわけではありませんでした。ちょっと意味合いが違って3日間という限られた時間に起こることを描いてるというタイムトライアル的な内容ではなくて、スリーデイズというタイトルは象徴的なニュアンスで使われているようです。行く末を決定づける3日間が何度かあったというような感じみたい。

 

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ユチョンはアクションもこなして頑張っていたし、演技も良かったですね。が、ちょっと彼だけかっこよく描こうとし過ぎた気がしてしまった。彼は表情もとても良いし、もっといろんな感情を演じられる気がするのでどこかアイドル的立ち位置なのがむしろ勿体ない気分でありました(最後のイメージ映像みたいなのもいらなかったのでは・・・?)まあ他の人々、大統領とかが複雑な感情を併せ持った人達なので、ユチョンが演じたハン・テギョンは分かりやすいまっすぐな正義感でいいのかもしれないですけどね。

実はあんまり主要キャストには興味が湧かなかったんですけども、私のお気に入りのドンハが殺し屋役で出てて、本当にこういう役があまりにもしっくり来るなあとしみじみ思いました。いつか全然違うロマンチックな役とかで見てみたいナ~と思っておりますよ!!!

そして一癖ある役を演じたら嫌らしくて最高なチェ・ウォニョンが悪役で出てて、これまた見て良かった~と思いました。そう考えてみると政府要人とかもいっぱい出てる設定だったので出演者は豪華でしたねえ。ほんと。

しかしながらチェ・ウォニョンが演じるジェシングループ会長の演技は狂った感じで良かったものの、ただのサイコパス的な位置づけで奥行きがない存在だったなあと。最初は金儲けのためなら何でもする人という感じだったのに、最終的には全部めちゃめちゃにしてやるみたいな支離滅裂な感じになってなんかイマイチ人物像がつかめない。それを全部サイコパスだからで片づけるのはちょっとなあ。彼がどうしてそういう人になったかの描写とかも無いので、その辺がついて行けない気分であった。繋がらない感じ。

あと、ハン・テギョンとユン・ボウォンのラブラインがほのぼの系だったんだけど、死に直面するような極限状態を体験した時って思いが燃え上がるものなんじゃないのかなって思ったりしてね。そういう点でもなんだか物語に入り込めない感覚があったかも。

ドラマのストーリー展開に緊張感があると言えばあるんですけど、週2話というペースで見ちゃったのでそういうのがちょっと薄れてしまう感じがあってまとめて一気に見た方が良いドラマなのかなと思いました。壮大な設定の話なのだけど、細部の心の動きの描写が欠けている気がしてどこか大味な気がしてしまったのでした。アクションに力を入れたせいかもしれないですが、物足りなさがありましたな~

 

スリーデイズ 3daysが見れるのは・・・



 

【台湾ドラマ】カノジョの恋の秘密 の感想 ダーホァが選ぶのはテリーなのかグァンジュンなのかラストまで分からなかった~

カノジョの恋の秘密の視聴を終了いたしました~ 「そんな訳ないやろ~」というツッコミどころ満載のストーリーではあるんですけども、メインキャスト3人が全然知らない俳優さんだったので、最終的にヒロインがどちらの男性を選ぶのだろうか?という予想が全くつかなかったのでラストまで楽しんで見れた気がします。どうしても俳優さんの人気度に関する前知識があると先入観のせいでどうせこっちとハッピーエンドでしょみたいなのが分かっちゃうことも多いですよね・・・ 展開的にも本当に最後まで分からないように作れられていたのでなおさら良かったのかな。

 

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ところで、メインキャストの3人とも見たことないって思ってたんですけど、調べてみたら冠軍(グァンジュン)役のウェン・シェンハオは敗犬女王に出ていたらしい。ヒロインの元カレという役柄の存在は覚えてるんだけど全然記憶にないなあ。ううむ。そして歐陽泰(オウヤン・タイ)役のクリス・ウーはキミをプロデュースに出てたらしい。このドラマも2~3話くらいのさわりの部分は見たんだけどなあ。こちらは同じ人と分からなかったって感じ。髪型のせいかもしれない。これ多分、どちらもあんまり好みのタイプじゃないから覚えてないんじゃないかと思われます・・・なんて身も蓋もないことを言ってみたりして。

そして大花(ダーホァ)役のニッキー・シエは本当に初めて見た女優さんでした。出っ歯のダーホァが本当にちゃんと可愛くなく造形されててすごいなあなんて思った!美人と不細工の差なんて本当にそれくらいの違いってこともあるのかもなあ。ドラマの中では整形したことになってるけど、実際は同じ人が演じてるんだもんね。なんてそんなことを感心しちゃいましたね~

ストーリーの中で実はひどいことがいっぱい起こってる気がするんですよね。お金を払って整形させて替え玉にするとか、リャンエンが死んだことを彼女の父親に伝えないとか(お葬式もしてないんでは?)、父親がばくちの借金で一家離散の危機を作るとか・・・ そうなんだけどみんな心が広い?のか結局すべて受け入れて許すというスタンスでそこが凄いなと思ったんだな~ 会社の社長の座についてもあんなに競い合ってたのになんか知らん間に仲直りして一緒に会社を盛り立てて行こう!ってなってたもんな。平和でいいんですけどね。あんまりがっつり復讐もののドラマも見ない気がするし、台湾は一般的に性善説的な考え方なのかな?

ダーホァもいい子だったし幸せになって欲しいな~と思わせてくれる感じなのは良かったな。ただ、いくら整形してもそりゃ元の家族たちとは距離を置かなかったらバレるに決まってるやろ・・・とは思ったし、替え玉って言っても建築の知識がないのに会社の仕事部分までは無理でしょ・・・とか思ったけども。ツッコミ始めたら止まらないかもしれないのでそれはこの辺で。

ドラマ全体としては、グァンジュンとテリーのどっちを応援するか、どっちとハッピーエンドなのかという要素でそれなりに楽しく見れるのかなと思います。実際に私もわりと一気に見ちゃいましたしね。私はグァンジュンとテリーの二人だったら断然テリー派だったけど、彼は彼で優しすぎて条件も良くて完璧すぎるって感じだし、グァンジュンの一人よがりな感じはイマイチだしなあ。結局どっちもタイプじゃなかったな!贅沢なことを言ってます!笑

 

カノジョの恋の秘密が見れるのは・・・



  

電子レンジでかんたんインスタントのトッポギ ヨッポギ甘辛味を作ってみたよ~!

おうちで簡単に食べられるトッポギを買ってみました!近くの普通のスーパーに売ってたんですよね。チーズ味と甘辛味があったんですが、やっぱり初めての時はベーシックな方を選んじゃいますね。

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せっかくなのでどんな感じだったかをレポしますよ~

ソースにはトマトケチャップが入ってるんですねえ。トッポギってそれが普通なのかなあ?

作り方はかんたんです。こんな簡単にトッポギが食べられるのは嬉しい。

開けてみるとお餅とソースが入ってます。

お餅はやや小ぶりサイズがわりと沢山入ってますよね。

カップにお餅とソースを入れて、大匙1の水を加えて混ぜます。
そして蓋を斜めにのせて電子レンジで2分30秒チンすれば出来上がり!

出来た~!ゆで卵やゴマやネギを入れるといいよと書いてあったのでおうちにあったネギとゴマを入れて混ぜ混ぜ。

いい感じにお餅も柔らかくなって手軽で良いですね。

甘辛味ということでそこまで辛くないので食べやすいです。

ただやっぱりお餅はモチモチというよりはゴムゴムした感触なのでその辺はあくまでもインスタントって感じかなあ?やっぱりお店で食べるのとはちょっと違いますね。

まあたまにはいいかな~と思うけど、私はリピートないかなって思いました。お餅はモチモチしているのが好みだな!そこは譲れないぞ~

 


【韓国ドラマ】ザ・ウィルス の感想 欲望という名のウィルスも存在するのだろうか?

ザ・ウィルスの視聴を終了しました。どうしても同じようにウィルスの蔓延をテーマにしたドラマ「世界の終わり」と比べてしまうのですよねー。パニックものではあるんだけど、ウィルス自体ではなくてそれに対峙する人間の心というものの方が脅威だと描かれてるかな。こちらのドラマの方が動的ではあるけど、そういう描かれ方は似てると思いました。

 

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OCNのドラマは私の好みに合うことが多いのですが、このドラマはあんまりでした。妙に陰謀論臭い感じや、張られていない伏線を突然回収していく感じ、全体的に大げさすぎる演技というか演出でいまいちピンと来ませんでした。

西洋人がアジアを実験場としてウィルスをばらまいてワクチンを売ってお金もうけをする。そしてそれに韓国のトップも関わっているというのはなんだかちょっと無理があるような気がするなあ。荒唐無稽なお話は好きなタイプなんですけど、そこに行きつく流れが自然でないので、なんだかなあって思ってしまうであった。

ちょっとなあと思う部分がいろいろあって、まずめっちゃ簡単に感染するウィルスなのに危機対策班の人たちがマスク程度の防護なので脅威を感じるほどの臨場感が無いんですよね。目から血を流すというの病状自体は怖いんですけどね・・・ なのでそういう部分は断然「世界の終わり」に軍配が上がりますね。そういう描写が丁寧でウィルスに対する恐怖が否が応でも理解できるようになってましたもん。
そして、ウィルス保持者のキム・インチョルを演じてたのがヒョヌで、親に借金のカタで売られてウィルス実験されちゃうっていう役なんだけど、もっと高校生くらいで年齢が若い右も左も分からない感じの人の方が良かったんじゃないかな?彼だと完全に健康で体格のいい大人に見えて簡単に逃げることができたんじゃないの?って思えちゃってなんだか違和感を感じる。
あと、ラストの方でスパイが見つかったり、あれあの人味方だと思ってたのに?みたいなのが本当に突然出てくるんですよね。それまでに伏線が全くなくてあまりにも唐突なので「はあ・・・?」っていう気分になるというか。どんでん返しがちっとも効果的に働いていないんです。この感じはもしかしたらシーズン2みたいな続編ありきだったせいなのかもしれないんですけど、それにしても消化不良な気分であります。

 

10話に収めるにはてんこ盛りにしちゃった感じなのかもしれませんな。ウィルスの脅威があまり伝わってこないせいもあって、むしろ「欲望というウィルス」に感染してしまった人々のマヒした感覚の恐ろしさを描いているのかな、なんてことを思ったのでした。

 

ザ・ウィルスが見れるのは・・・